普段のコミュニケーションってどのようにしていますか?普段のことなので、毎回意識している人は少ないと思います。またどんなコミュニケーションがりそうですか?と尋ねると、自然体でいられる自分、気を遣わないなど、楽しそうな答えも返ってきます。
しかし、人は、重要な場面やトラブルが起きそうなとき、はじめてコミュニケーションを意識します。そして、意識している人に聞いてみると、相手をよく見て、相手が気を損ねないように、あるいは喜ぶように、などそこで初めて、相手目線のコミュニケーションに移行していることが多いようです。
では、どのようにしたら、「相手が気を損ねた」「相手が喜んだ」と私たちは判断しているのでしょうか。心理学は「人間科学」ともいえる学問ですから、学んでおくと「思い込み」の枠に気付き、ストレスがない人間関係の役に立つものです。本日は学ぶか、学ばないかで特に差が出る3つの違いをお伝えします。
1.観察力の違い
まず最初は観察力の違いです。観察力と言っても、観察する箇所が違えば、全く意味が変わってきます。
例えば、相手を観察するときに、言語の意味に着目しながら聞くことと、目の動かし方や身振り・手振りを重点に観察するのでは感じ方が違います。言葉は丁寧なのに、目線が泳いでいたり、常に手で自分を守ろうとしている動作があると、人は違和感を覚え、信じることが難しくなります。 心理学を学ぶと間違いなく、観察力がつきます。なぜなら、通常の会話では意識しないところにフォーカスがあたるようになります。つまり「心」です。普段は「言葉」にフォーカスが当たりますが、心理学はなぜその言葉を言うのか、という「心」や「動き」に注目するのです。声の抑揚、間の取り方、目線、動きに意識が向くようになり、観察力が深く、鋭くなるのです。
一般的に「よく気が付く人」という評価を受ける人は、相手が求めていることを察知し、事前に求めていることを提供する人のことです。では、何をもって求めていることを察知できるのか、というと、観察力があるかどうかによります。
例えば、相手を観察するときに、言語の意味に着目しながら聞くことと、目の動かし方や身振り・手振りを重点に観察するのでは感じ方が違います。言葉は丁寧なのに、目線が泳いでいたり、常に手で自分を守ろうとしている動作があると、人は違和感を覚え、信じることが難しくなります。 心理学を学ぶと間違いなく、観察力がつきます。なぜなら、通常の会話では意識しないところにフォーカスがあたるようになります。つまり「心」です。普段は「言葉」にフォーカスが当たりますが、心理学はなぜその言葉を言うのか、という「心」や「動き」に注目するのです。声の抑揚、間の取り方、目線、動きに意識が向くようになり、観察力が深く、鋭くなるのです。
一般的に「よく気が付く人」という評価を受ける人は、相手が求めていることを察知し、事前に求めていることを提供する人のことです。では、何をもって求めていることを察知できるのか、というと、観察力があるかどうかによります。
よく気付く人にはなれる
さて、実際に気が利く人になりたかったり、よく気が付く人になりたかったりする人の中には、「私はあんなに気が付かなくて、、」という人も結構います。気付く人と、気付かない人の差は、 生まれもった察する能力の有無ではなく、観察力、つまり観察ポイントと意味付けを知らないだけの話です。
ですから、気が利く人の手順としては、観察ポイントをまず知り、意味付けをしていけば誰でもなれます。そして、有効なのが、心理学という訳です。本講座の方でも詳細を伝えておりますが、簡単に観察ポイントと意味付けについてご説明します。
まずは身体編。鼻を掻くなどの仕草をすると行動心理士界隈では、「本当ではないことを言っている」との意味付けになります。しかし、純粋にそれだけだと、鼻が痒かった、という場合もあるので組み合わせながら、意味付けをします。
次に言葉編。言語は心理学的に視覚、聴覚、体感覚という3種類に分かれています。なんとなく言葉を捉えるのではなく、最初からタンスの引き出しのように、この言葉は視覚の引き出し、この言葉は聴覚の引き出し、と聞いた言葉を頭の中を分けておくと、意識を向けるポイントがはっきりして、結果的に「気付く人」になっていきます。実例は次の表現力の違いで説明します。
ですから、気が利く人の手順としては、観察ポイントをまず知り、意味付けをしていけば誰でもなれます。そして、有効なのが、心理学という訳です。本講座の方でも詳細を伝えておりますが、簡単に観察ポイントと意味付けについてご説明します。
まずは身体編。鼻を掻くなどの仕草をすると行動心理士界隈では、「本当ではないことを言っている」との意味付けになります。しかし、純粋にそれだけだと、鼻が痒かった、という場合もあるので組み合わせながら、意味付けをします。
次に言葉編。言語は心理学的に視覚、聴覚、体感覚という3種類に分かれています。なんとなく言葉を捉えるのではなく、最初からタンスの引き出しのように、この言葉は視覚の引き出し、この言葉は聴覚の引き出し、と聞いた言葉を頭の中を分けておくと、意識を向けるポイントがはっきりして、結果的に「気付く人」になっていきます。実例は次の表現力の違いで説明します。
観察上手は言語化上手
人とのより良いコミュニケーションを目指す上で最も必要なことは言語化です。なぜ言語化かというと、言語化が出来なければ改善が難しくなるからです。
例えば、嫌っている、と判断した場合、何をもって「嫌っている」と判断したのか言語化していくと改善が見えてきます。挨拶をしなかった、素っ気ない態度だった、睨んできた、など。明確にどこを、どのタイミングを見て、嫌っていると判断したのか言語化していくと、挨拶をしなかったのは聞こえなかったかもしれないし、素っ気ない態度も何か他に集中していたことがあったかもしれないし、睨んできたことも、その日のために1週間準備した重要な会議の途中に話しかけたことが原因かもしれません。
まず大切なのことは、 抽象的な言語から問題分析を始めずに、言語を正しく、細かく使うことで、問題を正しく認識するところから始めていきましょう。
例えば、嫌っている、と判断した場合、何をもって「嫌っている」と判断したのか言語化していくと改善が見えてきます。挨拶をしなかった、素っ気ない態度だった、睨んできた、など。明確にどこを、どのタイミングを見て、嫌っていると判断したのか言語化していくと、挨拶をしなかったのは聞こえなかったかもしれないし、素っ気ない態度も何か他に集中していたことがあったかもしれないし、睨んできたことも、その日のために1週間準備した重要な会議の途中に話しかけたことが原因かもしれません。
まず大切なのことは、 抽象的な言語から問題分析を始めずに、言語を正しく、細かく使うことで、問題を正しく認識するところから始めていきましょう。
2.表現力の違い
心理学を学んでいる人は表現力が違います。これは上記の観察力と同じようにかかわってくるのですが、当然相手の様々な言葉や行動を情報として観察できるということは、それにあった表現力も自動的についてきます。心理学とは、心の学問であるため、専門的な言葉は多いのですが、言い換えると、より深く学べば、言葉の選択肢が増え、相手に届きやすい言葉になるということです。 なんとなくの表現者から大人の表現者へなるためには学んでおいた方が、理想の自分に近付く速度が速くなります。それでは表現力という観点から考察してみましょう。
合う言葉、合わない言葉
観察力のところで、視覚・聴覚・体感覚などの引き出しのお話をしました。その実例で、次のような話があります。
ある夫婦が家の改築をしようと思って改築の会社から様々なパンフレットや施工事例を載せたページを見たりしていました。そこで、なかなか良さそうな改築提案をしてくれる会社を見つけたので、メールで問い合わせをして、資料を送ってもらうように伝えました。数日後、資料が届いたので眺めていると、施工会社から電話が入りました。
「どのような改築か話を伺えれば、もっと良さが体感できると思うのですが、いかがですか」と。確かに、自分たちの要望を伝えなければ、事例だけ見ても分からないと思ったのですが、他にも内覧とかで見てみたいと伝えると、内覧は難しいですが、実際の改築をされたお客様の声があると言います。
考えた末、その会社は改築を依頼しないことにしました。
心理学を学んでいると、この一連の流れは、 夫婦が「視覚言語」を用い、施工会社が「聴覚言語」を用いていることが分かります。観察で違いが分かれば、実は表現も変わり、合う、合わないの判断が出来るようになります。
ある夫婦が家の改築をしようと思って改築の会社から様々なパンフレットや施工事例を載せたページを見たりしていました。そこで、なかなか良さそうな改築提案をしてくれる会社を見つけたので、メールで問い合わせをして、資料を送ってもらうように伝えました。数日後、資料が届いたので眺めていると、施工会社から電話が入りました。
「どのような改築か話を伺えれば、もっと良さが体感できると思うのですが、いかがですか」と。確かに、自分たちの要望を伝えなければ、事例だけ見ても分からないと思ったのですが、他にも内覧とかで見てみたいと伝えると、内覧は難しいですが、実際の改築をされたお客様の声があると言います。
考えた末、その会社は改築を依頼しないことにしました。
心理学を学んでいると、この一連の流れは、 夫婦が「視覚言語」を用い、施工会社が「聴覚言語」を用いていることが分かります。観察で違いが分かれば、実は表現も変わり、合う、合わないの判断が出来るようになります。
タイミングを図る
表現力とは、タイミングによっても言葉の効果が変わってきます。いかに良い言葉であったり、相手にとって役に立つ提案だったりしても、相手のタイミングを無視してしまっては、悪い言葉になってしまったり、不要な提案と判断されてしまいます。心理学を学んでいると、観察ができているので、どのタイミングかを掴むことができます。
心理学教室の中でお伝えしていることは目線の動きです。「目は口程に物を言う」という言葉もある通り、タイミングは目線で測ります。話しかけることを避けた方がいいタイミングは相手の目線が、下を向いている時です。実は目線が下を向いているということは、自分の意見を整理して考えている時が多いのです。この時に新しい話題や提案をしてしまっては考えていることを邪魔するようなものなので、そっと見守ることがベストです。そのほかに良いタイミングについては、話題や身体の位置、動かし方から見ていくのですが、避けた方がいいタイミングを避けるだけでも、伝わりやすくなったりします。
心理学教室の中でお伝えしていることは目線の動きです。「目は口程に物を言う」という言葉もある通り、タイミングは目線で測ります。話しかけることを避けた方がいいタイミングは相手の目線が、下を向いている時です。実は目線が下を向いているということは、自分の意見を整理して考えている時が多いのです。この時に新しい話題や提案をしてしまっては考えていることを邪魔するようなものなので、そっと見守ることがベストです。そのほかに良いタイミングについては、話題や身体の位置、動かし方から見ていくのですが、避けた方がいいタイミングを避けるだけでも、伝わりやすくなったりします。
3.治癒力の違い
最後に、治癒力の違いです。治癒力とはなにか、というと私たち自身が自分の心を癒せるかどうか、というものです。人の心の学問はもともとヒステリーなどのメンタル的な症状を治そう、という側面もありますので、こちらは理解しやすいかと思います。最初のステップの観察ということはなにも他者に向けたものだけではなく、私たち自身の内面も観察することが入っています。日常の変化に気付くようになると、メンタル状況が悪化してから、気付くのではなく、悪化する前に気付くので、すぐに回復することができるのです。夏休み明けの宿題に追われるよりも、毎日ちょっとずつやることで、毎日楽しく過ごせるというものに近いかもしれません。
心の変化に気付かないと
私たちの心の変化とは何でしょうか。もちろん日々生きていれば、様々な出来事がありますので、刻一刻と私たちの心の中は移り変わっていきます。もちろん心だけではなく、身体も変わっているのですが、身体の方は、多くの人が毎日チェックできる状況にあります。それが鏡です。鏡を用いて、何か肌の調子が悪いな、とか、顔色が良くない、といって変化に気付くため、良くなる行動を取っていきます。
しかし、心には鏡がありません。鏡がないから、良いか悪いかもわかりません。そのため、心の不調を気付かせるために、身体に変化が起こる場合も多々あります。まずは心の鏡を手にすることで、身体と一緒に、自分で良い方向へ改善することができるようになります。その鏡となりえるのが、カウンセラーであったり、心理学という心の学問であったりします。
目に見える変化(体調不良などの病気系)となる前に、毎日心を見て、きちんとケアできるようにしておきましょう。
しかし、心には鏡がありません。鏡がないから、良いか悪いかもわかりません。そのため、心の不調を気付かせるために、身体に変化が起こる場合も多々あります。まずは心の鏡を手にすることで、身体と一緒に、自分で良い方向へ改善することができるようになります。その鏡となりえるのが、カウンセラーであったり、心理学という心の学問であったりします。
目に見える変化(体調不良などの病気系)となる前に、毎日心を見て、きちんとケアできるようにしておきましょう。
捉え方を自分で増やせる
これは知識としては知られていることですが、何事も捉え方次第という考え方です。怒られたとしても、期待されていると捉えるか、嫌われているとして捉えるかで、私たちの感情は変わってきますよね。しかし、どのような場面でも捉え方が変えられるわけではありません。変え方のコツや変えた方がよい場面も心理学を学ぶことによって身についていきます。
例えば、パートナー、同僚などにツラいことを言われてしまった場合。こんな日もあるさ、と捉えたり、なんで私だけ、と悲観的に捉えたりすることが多いと思いますが、心理学では 精神の防衛機制という考え方もありまして、そのツラい出来事が自分に現れた理由は何だろう、という捉え方もできるようになります。そして交流分析という心理学では、繰り返し起こるコミュニケーションのトラブルを心理ゲームとして9種類程に分けていたりして、客観的にみることもできるようになります。
学ぶことで、捉え方を増やしておくことができるので、過度に落ち込んだりすることが減り、落ち込んだとしても、良くなります。
例えば、パートナー、同僚などにツラいことを言われてしまった場合。こんな日もあるさ、と捉えたり、なんで私だけ、と悲観的に捉えたりすることが多いと思いますが、心理学では 精神の防衛機制という考え方もありまして、そのツラい出来事が自分に現れた理由は何だろう、という捉え方もできるようになります。そして交流分析という心理学では、繰り返し起こるコミュニケーションのトラブルを心理ゲームとして9種類程に分けていたりして、客観的にみることもできるようになります。
学ぶことで、捉え方を増やしておくことができるので、過度に落ち込んだりすることが減り、落ち込んだとしても、良くなります。
まとめ
いかがでしたか?心理学を学ぶということは観察力、表現力、治癒力を上げることにつながるきっかけになることが分かったのではないかと思います。私たちの生活は優れた文明により、機械やAIが私たちに変わって観察をして、教えてくれますが、私たちの心は実は私たちが観察すること他ないのです。
心理学は本来人間関係に幸せをもたらしてくれますが、精神療法などに特化している部分があるため、なんとなくとっつきにくい学問という評価になっています。普通に子どものころから慣れ親しんでいると、将来的には強い財産になります。もし、ご興味があれば、いつでもご連絡ください。また毎月、あなたにあったぴったりの心理学を選ぶという、心理学セレクトを開催しておりますので、まずは無料で試してみてはいかがでしょうか?
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心理学は本来人間関係に幸せをもたらしてくれますが、精神療法などに特化している部分があるため、なんとなくとっつきにくい学問という評価になっています。普通に子どものころから慣れ親しんでいると、将来的には強い財産になります。もし、ご興味があれば、いつでもご連絡ください。また毎月、あなたにあったぴったりの心理学を選ぶという、心理学セレクトを開催しておりますので、まずは無料で試してみてはいかがでしょうか?
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