やる気に「させる」ことは可能か?

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人をやる気に・・・!

リーダーのチームメンバーを育てるということも、親が子どもを育てるということも、基本は同じです。

ここでは子育てがメインで書いていますが、社会に出て組織に属しても人をやる気にさせて、チームを導いていくことは重要な能力です。

しかし、重要であるにもかかわらず、多くの人は何となくでやる気にさせています。

そもそもやる気に「させる」ということはできるのでしょうか。

ここで動機付けの心理学を学んでいきます。

動機付けの心理

まず大枠は「外発的動機付け」と「内発的動機付け」。

これは有名な、やる気モデルです。

外発的動機付けとは、お金あげるから頑張ってね、ご褒美(おもちゃ買って)あげるから頑張ってね、というやり方と、出来なかったらめっちゃ叱る、やらなかったらお菓子抜き、という罰則のやり方があります。

いずれにしても、本人のやる気というより、本人がやる気になるために、外部の何かを使うというところがポイントです。

会社でも子育てでも多くは外発的動機付けで行われています。

一方で内発的動機付けは、本人が自分がやった行動の面白さに気付き、自発的に練習や勉強をすることです。

外発的動機付けと内発的動機付けは対立するものではなく、外発的動機付けがきっかけでやり始めた行動に面白さに気付き、内発的動機付けに移動してやり続けるという流れが今では一般的です。

内発的動機付けを目指すには・・・?

そして、内発的動機付けに誘導できる要因としては、3つあります。

子どもが自分で決めたい、という「自己決定感」、

自分ならできる、という「自己効力感」、

自分にはそれをやる能力があるという「自己肯定感」。

これらの3つが自主性や自律性を高め、内発的動機付けにより、すくすくと自分でチャレンジして乗り越えるという、いわゆる成長が継続するモデルにつながっていきます。

他にも動機付けは原因帰属理論と呼ばれる失敗の認識の仕方により、変わっていきます。

行動の結果の責任の捉え方

まず、チャレンジをしてその結果が本人にとって失敗だったとすると、その原因を自分と取るか、環境と取るかで、その後の行動が努力か諦めか、などに分かれていきます。

すべてが自分のせいだと思うということは、自己加害者意識が強くなるので、悩みやすくもなりますが、努力もしやすい性格だと言えます。

但し、ココで大切なのは目的を本人がきちんと認識しており、先ほどの3つ、「自己決定感」「自己効力感」「自己肯定感」を高いレベルで維持することが必要です。

私たちは本人をやる気にさせるように働きかけることは外発的動機付けくらいなので、あとは内発的動機付けに結びつけるため、本人の話をよく聞いて、質問したりするくらいしかできません

人は自分で決めたことを頑張るために他者を利用することもありますが、その際も自己肯定感が高くないと、自分で自分を励ますことが出来ません。

私たちに出来ることはせめて、本人たちが安心してチャレンジし続けることを見守り、信じて、そして、話を聴くことくらいです。

何度も失敗すると「学習性無力感」と呼ばれる、頑張っても失敗するから結局何事にも頑張らないという態度になってしまいます。

そのときは出来ずに諦めたけれど、実は今、全力でやると出来ることもたくさんあります。

私たちは基本的には何でもできると信じています。

本当にしたいことを学習性無力感で蓋をする前に、一つ一つのことを大袈裟に喜んで、子どもと一緒に楽しみながら成長できると好転していきます。

合言葉は、「自分で決めて、自分を信じて、能力があることを認めること」この流れです。

チャレンジ、チャレンジ!!

 

※本日の記事の参考リンクを貼っておきます※

こころと言葉の心理学ラジオ。第三回目。

子どもに腹が立つは健全ですよ

 

 

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