福岡で子育てをしながら起業をしようと思っているあなたのための心理学教室の活用方法

　私は福岡で子育てをしています。子どもが産まれてから、出生届け、健康保険加入届、児童手当や出産育児一時金などを出しましたが、大体は産婦人科の言う通りにしたら何とかなった感じです。母子手帳もしっかりしてて、この時期にこの予防接種を近くの小児科で受けてね、みたいなのが書いてあるので、その辺は安心できました。そのため今回は、子どもが産まれてから活用した制度を書くよりも、日常生活についての心の変化を書いていきます。
　「福岡で」と書きましたが、「私の時の」と言った方が適切かもしれません。今でもそうであるか、私の環境がそうであるか、は大目に見てください。まず、会社についてですが、男性の育児休暇は取りにくかったです。これは制度どうこう、という話ではなく、雰囲気がそうなっています。制度としてはあるものの、申告すると、育児休暇よりも、まずは有給を、と勧められました。そもそも子どものために１日休んだからと言って、次の日子育てはしなくていい、というものではありません。少なくとも、産まれてから３ヶ月は欲しいところです。
　しかし、出産おめでとう系の飲み会に誘われたり、とにかく飲みを大事にする文化でした。そのためよほど自分をしっかり持っていないと空気を読めない男としてのレッテルが貼られます。誘ったあちらとしては祝おうとしているにもかかわらず、それを拒否する訳なので、その後の仕事にも少し影響があるのではないか、と思われて、行ってしまいます。もともと人間が失敗に向かう理由として目先の楽な解決策に飛びつく、というものがありまして、この時期にやすやすと飲み会に行ってしまうと、後々、離婚に発展する可能性もあります。しかし、福岡だと他県より、飲みの文化が強いのです。

　私は福岡市での活動をしておりますが、子育て感でも少し違うようです。もともと虐待防止の活動を始めたく、今の事業を行っております。カウンセリングなどを中心とした事業体系でしたが、あるとき、北九州市在住で子育てをしている方に向けて、カウンセリング（子育て相談）を行ったところ、子育てにおいて民間でのカウンセリングを受けることに相当の抵抗があったとのことでした。もちろん個人の考えが強い判断とは思いますが、同じ内容の子育てで疲れていませんか？カウンセリングをしてメンタルを整えてみませんか？的な内容の広告を北九州市と福岡市で同じ部数配ったときは、北九州の反応は福岡に比べて、少なかったです。時期や地域差があると思いますが、どうしてもまだ「カウンセリング」と聞くと、身近な人への相談で事足りると思われていたり、一時の気の悩みであったり、と捉えられることも多いようです。
　しかも、子育てで悩んでいる人はやはり女性が圧倒的に多いです。女性が家事育児の中心であるという考え方は、賛成も反対もしませんが、どのようなことをやっているかはお互いに知っておかなければなりません。
事前に知っておくことで、家庭内の問題に繋がりにくくもなりますし、お互いに感謝する心が育まれていくと思います。好きなことを好きなようになることが、大人ではなく、好きなことを好きなようにやるために、表現方法を学び、実行するのが大人である、と考えて、そのために必要なら、今の自分や環境がどうであれ、利用できるものはして欲しいな、と広告を配った後に感じたことを覚えています。
いずれにしても地域差があるため、ネットでの情報（例えばこれだけやれば上手くいく系）を鵜呑みにするのは危険な感じがします。地域によっても文化は違いますからね。

　上記項目でもお伝えした通り、地域によって考え方が変わります。心理の世界でも、環境によって心理が変わることは珍しくありません。にもかかわらず、人はあなたはこんな人、とか相手はこんな人というところを求めます。つまり、自分や相手を固めようとするのです。ふわふわと理由が分からない不安定さからの脱出を試みて、安心を得ることを人は求めるのです。もちろん、私たち自身や相手のことを知ることは大切です。ここで落とし穴がありまして、知った気になるのは一番危険です。私たちも空いても人間なので日々成長したり、環境が変わる状況もあります。ここで私たちや相手のことを思い込んでいると、思考が固定化され、柔軟な対応はできなくなります。
　つまり、相手のことを分かった気になっているため、ある程度予想が立つわけです。
　例えば、極端な話、「この人は外（家庭外）で良からぬことをやってきたり、私に負い目があることをやると、プレゼントをする」という思い込みで物事を見ていると、実際にはそうでなくても、プレゼントは喜べなくなりますよね。人は成長、変化するものであり、環境によっても行動は変わる生き物です。大切なことは常に相手を分かろうとすることが重要です。理解することは重要ではなく、理解しようとすることが重要なのです。これを私は相手へのレッテルをすごい勢いで貼りかえる、と表現しています。
　分かろうとするためには言語化が必要です。この人は○○である。という。一時的に表現しておけば、私たちのメンタルも安定しますし、この分かろうとするマインドがあれば、成長も認めることになります。分かった気にならないことが重要ですね。

　夫婦で仲良しとは外から見て分かるものでしょうか。答えは本人同士にしか分かりません。外から見て、問題がありそうな夫婦でも実際は仲良しであったり、逆に夫婦円満な感じで見えたとしても、実際は問題だらけ、という家庭もあるでしょう。そして、そこで大切になるのは違いを受け容れることだと思います。同じ地域で生まれ、育ったご夫婦であれば、そこまで大きな違いな文化はありませんが、違う県や違う地域で育ったのであれば、おかしいな、と思う部分も多々あります。しかし、この「違い」を欠点として直そうとすると、大抵の問題はこじれます。
　そして、関係性の破綻ということで終結を迎えます。夫婦仲の良し悪しはこの地域性の違いにも影響を受けます。もちろん本質的には私たちの考え方によって、受け容れることはできるのですが、違いがある、という認識がなければ、過度な期待をすることになります。そして、私たち自身が相手に過度な期待をして、そして、勝手に裏切られたと思い、勝手に攻め立てるのです。違いがあるから、出来ることも出来ないこともある、という広い視野で見ることが必要です。
また受け容れると諦めるの違いも明確にしておいた方が良いと思います。受け容れるは相手のことを知ろうとしており、なんとなくのレッテルの張り替えを行いつつ、それでも、どうすれば上手に付き合えるか、理想の人減関係が出来るかどうか、考えて、実行しつづけることを受け容れる、と言います。一方で諦めるは相手はこんな人だ、と思って、それ以上、追求せず何かにつけて、あなたはこんな人、そう思ってた、結局そう、みたいな感じで成長の機会も与えようとせず、ただいることで、何とか夫婦の形を保とうとします。表面上は違いは見にくいのですが、諦めると受け容れるの違いを認識しておくと、どのように捉えればいいか、ということが分かってきます。

　子育てをしているとその都度課題が出てきます。0歳には0歳の時の課題があり、小学校には小学校の課題が出てきます。その都度解決策を外部に求めていくと、自分たちで解決する力がなくなったり、外部の解決策に頼りすぎて、目の前の子ども、あるいは人を見なくなります。この人はこんな人だと、思い込んでしまったり、なぜ、この人は出来ないのか、と自分の理想を押し付けて相手を直そうとしてしまいます。
　心理学教室で学べることは私たちのものの見方や平穏で豊かな暮らしをするために、私たちのマインド部分を見つめ直すことを重点的においています。もちろん学問であるため、知識を学ぶことは必要です。他の心理学教室との違いは、知識を覚えるのではなく、知識を使うことにあります。覚えた知識も使わなければ、宝の持ち腐れです。そこで、教室ではきちんと使えるようなかたちで、相談を大切にしています。個別の相談も心理学という知識の観点からみて、どのように考えればいいのか、どのように向かい合えばいいのか、というところを大切にしています。
　違いを直そうとせず、受け容れ、私たちの成長を目標に子どもたちに明るい未来を見せていく、そんな循環を目指して、日々の生活に心理学という知識を入れてみませんか？





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