最近はありのままの自分でいることが大切ということを聞くようになりました。以前はありのままの自分よりも日本のため、会社のため、家族のためというようなものが美徳とされていました。歴史から見ても以前と今では物事の捉え方は変わっているような気がします。ではなぜ、ありのままのあなたでいることが大切なんでしょうか。
ありのままでいることのデメリットはあるんでしょうか。自然体でいることを考えるともはや自然体では無いような気がしますが、何をもって自然体とするか、ありのままとするか、というところを心理学的な要素から見ていき、その状態でいることのメリット、デメリットも学んでいきましょう。
1.ありのままとは

まず、ありのままとはなんでしょうか、というところから考えていきます。基本的には自然体と同じ意味として良いと思います。自然体とは「ありのままの気負いしない自然な態度」という意味です。そこでここからは「ありのまま」を自然体と言い換えて説明していきます。言葉の意味を定義しなければ、物事は食い違いを生みますので、ここから始めていきましょう。
さて、 ありのままを意識した時点で、「自然体」ではなく、「ありのままでいなければならない」という意識が生まれてしまいますので、遠ざかるという矛盾が働きます。この「矛盾」という感覚が大切になります。多くの人は「自然体」でいないといけない、「自然体」でいることが重要だ、と感じていますが、どちらの自分も自然体だという矛盾を受け容れるところが自然体なのです。
矛盾があることが人間なので、変に理屈を通したり、理由を探さなくてもいいというところをまず意識しておきましょう。
さて、 ありのままを意識した時点で、「自然体」ではなく、「ありのままでいなければならない」という意識が生まれてしまいますので、遠ざかるという矛盾が働きます。この「矛盾」という感覚が大切になります。多くの人は「自然体」でいないといけない、「自然体」でいることが重要だ、と感じていますが、どちらの自分も自然体だという矛盾を受け容れるところが自然体なのです。
矛盾があることが人間なので、変に理屈を通したり、理由を探さなくてもいいというところをまず意識しておきましょう。
2.自然体でいることの難しさ

自然体について定義が出来たところで、今の私たちは自然体でしょうか。もし、答えが「自然体では無い」「いま、自然体を目指している」ということであれば、おそらく自然体は難しいと思います。では、なぜ、自然体が難しいのでしょうか?
考えていきたいのが、いつから、自然な自分が難しくなったのか、というところ。産まれた時は誰でも自然体です。泣きたいときに泣くし、食べたいときに訴えるし、トイレもそのままやります。人前に姿を見せたり、話したりすることにも躊躇ってなかったはずです。ところが「教育」というものを通じて私たちの中に一定の「ルール」が出来てきます。我慢することが良い、相手の気持ちを考えて話す、自分の気持ちはわがままでしかない、などなど。この 小さなルールが私たちのライフスタイルに組み込まれていきます。
ここから自然体が離れていくのです。まずはルールを特定することで、戻れるものだと思います。そして、難しくさせているのはルールの強弱なんです。周りから変だ、変だと言われるとそこに心理学的にラベリング(言われ続けると事実でなくても信じ込むような心の働き)が働き、ルールから離れにくくなります。
本来の私たちは自然体であるにもかかわらず、「ルール」が邪魔しています。この辺を認識していくと戻っていきますが、まずはルールとして、私たちは矛盾があってはならない、というルールから見直していきましょう。
考えていきたいのが、いつから、自然な自分が難しくなったのか、というところ。産まれた時は誰でも自然体です。泣きたいときに泣くし、食べたいときに訴えるし、トイレもそのままやります。人前に姿を見せたり、話したりすることにも躊躇ってなかったはずです。ところが「教育」というものを通じて私たちの中に一定の「ルール」が出来てきます。我慢することが良い、相手の気持ちを考えて話す、自分の気持ちはわがままでしかない、などなど。この 小さなルールが私たちのライフスタイルに組み込まれていきます。
ここから自然体が離れていくのです。まずはルールを特定することで、戻れるものだと思います。そして、難しくさせているのはルールの強弱なんです。周りから変だ、変だと言われるとそこに心理学的にラベリング(言われ続けると事実でなくても信じ込むような心の働き)が働き、ルールから離れにくくなります。
本来の私たちは自然体であるにもかかわらず、「ルール」が邪魔しています。この辺を認識していくと戻っていきますが、まずはルールとして、私たちは矛盾があってはならない、というルールから見直していきましょう。
3.自然体でいることのメリット

自然体のメリットはたくさんあるんですが、まずは私たち自身が楽になるというところでしょう。変に気を遣う必要もありませんので、色々と無駄なことを考える必要もありません。そのため、楽に生きることが出来るようになります。楽に生きれるようになると自然とあなたに必要な情報が集まっていきます。なぜかと言うと、ストレートに言動が出来るようになるからです。
これは赤ちゃんや幼稚園児の言葉を考えてもらえると良いかと思います。私たち大人より語彙力など少ないんですが、子どもの言葉や態度は大人たちに直接訴えるように伝わります。それはなぜでしょうか。自然体だからです。人の脳にはミラーニューロンというものがあり、感情の方が言動よりも伝わるようにできています。感情を素直に表現できる自然体での生き方は個人的には生きやすい生き方となる訳です。
もう少し分かりやすく説明したものを動画で説明しておきますので、お時間があればご覧ください。
これは赤ちゃんや幼稚園児の言葉を考えてもらえると良いかと思います。私たち大人より語彙力など少ないんですが、子どもの言葉や態度は大人たちに直接訴えるように伝わります。それはなぜでしょうか。自然体だからです。人の脳にはミラーニューロンというものがあり、感情の方が言動よりも伝わるようにできています。感情を素直に表現できる自然体での生き方は個人的には生きやすい生き方となる訳です。
もう少し分かりやすく説明したものを動画で説明しておきますので、お時間があればご覧ください。
4.自然体のデメリット

自然体のデメリットはなんといっても周りからの批判や悪意にさらされることです。 もともと私たちが教育を受けているのは正誤の教育です。それは正しい、それは間違っているというような判断が行われているため、一度周りから「あなたは間違っているよ」と言われると不安になります。しかも、「間違っている」「それはどうかと思う」みたいな反対意見の頻度が多くなればなるほど自信を無くし、自然体の自分からどんどんと離れていきます。さらに一度離れると離れた方に対して周りは「あなたは正しい」「それでいいんだ」と言われるようになり、心の扉がどんどん固く閉ざされていきます。
また、自然体の私たちを求めている人は絶対的にいるんですが、その方々に対してもデメリットがあります。自然体の私たちに会えないかな、と常に考えているような人に対して出会った時も、心の扉を固く閉ざした状態の私たちで接してしまうので、お互いに「私が求めている人はどこにいるんだろう」とお互いにすれ違いになってしまいます。そして、本当の私を分かってくれる人はいない、となり、どんどん「私たちが選んだ孤立」にハマっていく のです。自然体の私たちを求めている人に出会う方法は、まずは私たちの自然体(矛盾を抱えててもOK)で生き続けることが必要で、そのためには批判をさらされるということを認識しておく必要があります。
そもそも、 私たちも含めて誰も「正しく」はない ということを覚えておくと、相手を批判するとか、裁くとかというものの認識も変わってきます。批判せず、裁くことせず、相手の考えを自分に活かすことが、そのまま自然体にもつながってきます。
もともと誰かのルールで生きているので、私たちはそれぞれ自然なのです。
こちらも動画をご覧ください。
また、自然体の私たちを求めている人は絶対的にいるんですが、その方々に対してもデメリットがあります。自然体の私たちに会えないかな、と常に考えているような人に対して出会った時も、心の扉を固く閉ざした状態の私たちで接してしまうので、お互いに「私が求めている人はどこにいるんだろう」とお互いにすれ違いになってしまいます。そして、本当の私を分かってくれる人はいない、となり、どんどん「私たちが選んだ孤立」にハマっていく のです。自然体の私たちを求めている人に出会う方法は、まずは私たちの自然体(矛盾を抱えててもOK)で生き続けることが必要で、そのためには批判をさらされるということを認識しておく必要があります。
そもそも、 私たちも含めて誰も「正しく」はない ということを覚えておくと、相手を批判するとか、裁くとかというものの認識も変わってきます。批判せず、裁くことせず、相手の考えを自分に活かすことが、そのまま自然体にもつながってきます。
もともと誰かのルールで生きているので、私たちはそれぞれ自然なのです。
こちらも動画をご覧ください。
5.まとめ

出来るだけ自然体の自分で過ごしたいな、と思ったときに壁になるのはルールと周りの評価の2点です。もちろん周りの評価を気にしないという人もある程度いますが、ルール自体はその周りの方が作った物も多くあるので、言葉的にはいいかもしれませんが、まったく気にしないのは今の時代は難しいかもしれません。どう思われても良い、ということで、地球上にいるあなた以外の全員があなたのことを否定していると、その世界は生きていくことは非常に困難になります。その辺のバランス感は大事ですが、基本的に 地球上に自然体のあなたが好きな人はいます。これは殆ど「絶対」と言っても良いと思います。
しかし、周りとのバランスや、私たちが抱える矛盾を受け容れることが出来ずにいると、自然体から遠ざかり、結局頭で考えた「ありのまま」を体現していくことになり、自然体でも満たされない、という風になります。メリットやデメリットで捉えるのは違うかもしれませんが、本来人は自然体で生きていくものなので、自分の欲求を素直に認めつつ、どのように表現していくか、あるいは、全員ではなく一部から好かれるように生きていくために、どのようなことができるか、というところを考えていくと自然と自然体に近付いていくと思います。
在り方は自然で、伝え方は考える、しかし、伝え方に引っ張られて私たち自身の在り方まで変えていくとどんどん離れていく、というこの矛盾を受け容れることから始めていきましょう。
メルマガ登録はコチラ↓↓
しかし、周りとのバランスや、私たちが抱える矛盾を受け容れることが出来ずにいると、自然体から遠ざかり、結局頭で考えた「ありのまま」を体現していくことになり、自然体でも満たされない、という風になります。メリットやデメリットで捉えるのは違うかもしれませんが、本来人は自然体で生きていくものなので、自分の欲求を素直に認めつつ、どのように表現していくか、あるいは、全員ではなく一部から好かれるように生きていくために、どのようなことができるか、というところを考えていくと自然と自然体に近付いていくと思います。
在り方は自然で、伝え方は考える、しかし、伝え方に引っ張られて私たち自身の在り方まで変えていくとどんどん離れていく、というこの矛盾を受け容れることから始めていきましょう。
メルマガ登録はコチラ↓↓