心理学教室を運営して、お客さんとお話をしていると心理学を仕事に活かすことってできるんですか?という質問を受けることがあります。心理学とは基本的には人の心について学ぶ学問なので、人間関係であったり、もちろん自分自身の内面の見直しであったりといろいろな生活面で役に立ちます。役に立つ範囲が広すぎて、何に役立つか伝えられない状況です。
料理の分野でいくと調味料的な立ち位置です。食材はそれぞれであるけど、どのような味付けをするか、は人それぞれと言えるでしょう。そこで心理家としての一意見ではありますが、心理学の知識が最も効果的に発揮できる仕事や業種をお伝えしていこうと思います。もし、あなたが仕事に心理学という学問を活用をしたいのであれば、参考にしていただければ幸いです。
1.営業職

心理学が役に立つ仕事で一番だと思われるのは、やはり営業職の方だと思われます。営業職の方に必要なのは以下の2つの知識だと思います。
1.商品知識
2.必要な人の情報
大枠で言うと、この2つしかありません。もちろん話し方であったり、テクニック的な計画表の立て方などもあると思いますが、商品についての知識とそれを聞く人の情報さえ完璧であれば営業は出来る訳です。ここまで伝えるとお分かりかと思いますが、 心理学は必要な人の情報を集めるのに役に立ちます。普段の会話で情報と聞くと、ネットの情報であったり、新商品の情報であったりは割とすぐ集まります。
しかし、私たちは「人」として接する社会に生きているのにもかかわらず、「人」の情報はあまり集めようとしていません。どんな人なのかな、となんとなく判断し、そして一度判断したら、その判断について疑うことは少なく、思い込みで接していき、勝手に裏切られた、こんないい一面もあったんだ、とその都度気持ちに上げ下げが生まれ疲れていきます。心理学を学んでいると、普通の雑談も大切な情報として得ることができるため、相手に届きやすい形で表現を変えることができるようになります。
結果として、営業成績が上がっていくという感じです。そのため心理学を学ぶことは日常から人の情報を集めていくというものです。
1.商品知識
2.必要な人の情報
大枠で言うと、この2つしかありません。もちろん話し方であったり、テクニック的な計画表の立て方などもあると思いますが、商品についての知識とそれを聞く人の情報さえ完璧であれば営業は出来る訳です。ここまで伝えるとお分かりかと思いますが、 心理学は必要な人の情報を集めるのに役に立ちます。普段の会話で情報と聞くと、ネットの情報であったり、新商品の情報であったりは割とすぐ集まります。
しかし、私たちは「人」として接する社会に生きているのにもかかわらず、「人」の情報はあまり集めようとしていません。どんな人なのかな、となんとなく判断し、そして一度判断したら、その判断について疑うことは少なく、思い込みで接していき、勝手に裏切られた、こんないい一面もあったんだ、とその都度気持ちに上げ下げが生まれ疲れていきます。心理学を学んでいると、普通の雑談も大切な情報として得ることができるため、相手に届きやすい形で表現を変えることができるようになります。
結果として、営業成績が上がっていくという感じです。そのため心理学を学ぶことは日常から人の情報を集めていくというものです。
2.先生のお仕事(講師業)

2つ目は先生と言われる仕事をしている人です。もちろんどの分野の専門家の先生か、というところも一因あると思いますが、先生の特徴が一つあります。それが、 その分野に詳しすぎるということ。学校の先生であれば授業内容に詳しくなります。話し方の先生なら話し方について詳しくなります。マナーの先生であれば当然マナーに詳しくなります。そこで落とし穴があります。
それは「思い込みの罠」と言われるものです。私たちは何か一つを集中的にやっているとその一つに詳しくなります。それ自体は素晴らしいことなのですが、 全く違う分野の人でも自分と同じような価値観や考え方を持っていると自然と考えてしまうのです。しかも、自分と近い人であれば近い人ほどその思い込みの罠は大きく口を広げて待ち構えています。
例えば、大人と子どもであれば、大人は子どもが自分と同じことを出来ないとしても、そんなにイライラはせずに、「子どもだから」という理由で納得できると思います。しかし、それが大人対大人であると、 自分と同じような考え方や能力がある、と先入観で思い込んでしまって、「できない」と判断されると「なんでできないの!」となって怒りっぽくなってしまいます。さらに関係性も相まってきて、「なんで分かってくれないの!」みたいな怒りも出てきます。心理学は心の動きをきちんと客観的に学びますので、分からないことが当たり前という視点に立っています。そのため、思い込みの罠にハマりにくく、冷静に対応でき、人間関係を壊す可能性が低くなるということです。先生だからこそ、1つのことに詳しいからこそ、それ以外の知識を入れ、それをどう判断しているかという気付く心理学を学ぶ必要があるという訳です。
それは「思い込みの罠」と言われるものです。私たちは何か一つを集中的にやっているとその一つに詳しくなります。それ自体は素晴らしいことなのですが、 全く違う分野の人でも自分と同じような価値観や考え方を持っていると自然と考えてしまうのです。しかも、自分と近い人であれば近い人ほどその思い込みの罠は大きく口を広げて待ち構えています。
例えば、大人と子どもであれば、大人は子どもが自分と同じことを出来ないとしても、そんなにイライラはせずに、「子どもだから」という理由で納得できると思います。しかし、それが大人対大人であると、 自分と同じような考え方や能力がある、と先入観で思い込んでしまって、「できない」と判断されると「なんでできないの!」となって怒りっぽくなってしまいます。さらに関係性も相まってきて、「なんで分かってくれないの!」みたいな怒りも出てきます。心理学は心の動きをきちんと客観的に学びますので、分からないことが当たり前という視点に立っています。そのため、思い込みの罠にハマりにくく、冷静に対応でき、人間関係を壊す可能性が低くなるということです。先生だからこそ、1つのことに詳しいからこそ、それ以外の知識を入れ、それをどう判断しているかという気付く心理学を学ぶ必要があるという訳です。
3.カウンセラー

3つ目はカウンセラーです。これは一般的なイメージでも心理学=カウンセラーとしても成り立ちますので、説明はそこまでいらないと思います。そのため、なぜ、そのようなイメージが付いたか、をお伝えいたします。
カウンセリングというとメンタル的な落ち込みを感じている人が、悩みを相談する仕事と思われています。言語にすると簡単なんですが、この「悩み」というのが難しくて、イメージ的には悩み=腹痛のようなものとして捉えてください。
腹痛は周りから見ると分かりにくいんです。強いて言えば顔色とか、動き方で判断するんですけど、「お腹が痛い」というレベルが分からないんです。悩みも一緒で、本人がどれくらい悩んでるかは分からないんです。周りから見ると悩み度は人それぞれ。
例えば、昼ご飯何食べようかな、という悩みがあったとします。多くの人は大したことないと思われるかもしれませんが、本人にとっては昼ご飯何を食べるかで一生の何かが決まる、みたいなレベルで悩んでいる人もいます。
心理学を学んでないと、経験だけで話を聞いたり、話したりするため「独自の判断」がどうしても入ります。人の体験や悩みに対して自己基準で判断をしてしまいがち、頭では分かっていても、ついしてしまうんです。そこで 心理学を学んでいると、どこの基準で判断するのか、相手の基準はどこにあるかを自然にできるようになります。そもそも基準があるから「判断」ができますので、固定化された基準ではなく、相手に合わせて基準を変えることできちんと話を「聞く」ということができるという訳です。
他にも心理学や心理療法は人の心の悩みをきちんと解決するということを目的にしているものも多いので、役に立つというイメージ通りになる訳です。
カウンセリングというとメンタル的な落ち込みを感じている人が、悩みを相談する仕事と思われています。言語にすると簡単なんですが、この「悩み」というのが難しくて、イメージ的には悩み=腹痛のようなものとして捉えてください。
腹痛は周りから見ると分かりにくいんです。強いて言えば顔色とか、動き方で判断するんですけど、「お腹が痛い」というレベルが分からないんです。悩みも一緒で、本人がどれくらい悩んでるかは分からないんです。周りから見ると悩み度は人それぞれ。
例えば、昼ご飯何食べようかな、という悩みがあったとします。多くの人は大したことないと思われるかもしれませんが、本人にとっては昼ご飯何を食べるかで一生の何かが決まる、みたいなレベルで悩んでいる人もいます。
心理学を学んでないと、経験だけで話を聞いたり、話したりするため「独自の判断」がどうしても入ります。人の体験や悩みに対して自己基準で判断をしてしまいがち、頭では分かっていても、ついしてしまうんです。そこで 心理学を学んでいると、どこの基準で判断するのか、相手の基準はどこにあるかを自然にできるようになります。そもそも基準があるから「判断」ができますので、固定化された基準ではなく、相手に合わせて基準を変えることできちんと話を「聞く」ということができるという訳です。
他にも心理学や心理療法は人の心の悩みをきちんと解決するということを目的にしているものも多いので、役に立つというイメージ通りになる訳です。
4.その他の仕事

営業、先生、カウンセラーと幅広い使い方ができる心理学ですが、その他にも役に立つ場面は多々あります。市場調査などのマーケティング部門であっても市場を形成しているのは人になりますので、その人の心を理解するということは非常に重要なことになります。一見関係なさそうな工場なども、工場を1人で勤務しているのはところは少ないので、 従業員に対してのモチベーションアップにつながる声掛けであったり、人が効率的な動く仕組みであったりも行動心理学から作れたりします。
仕事ではないかもしれませんが、家庭内での主婦・主夫としても使えます。子どもに関しては、発達心理学というものを活用しながら、接し方を整えることによって子どもたちのメンタルをしっかりと育むことができて、変化が早く、情報が多い中からあなたにとって必要な情報だけにフォーカス出来たりという効果もあります。
子育て、教育は基本的に記憶力や暗記力を鍛えたりすることはできますが、今後必要となるのは判断力です。判断力をどのように養うか、というと心理学が有効になる訳です。どのように判断力が上がるかというと、通常は情報ではなく、見た目や感覚という感じのところを心理学を学ぶことで「情報」となり、言語化できるため、きちんと判断できるようになる、ということです。
仕事ではないかもしれませんが、家庭内での主婦・主夫としても使えます。子どもに関しては、発達心理学というものを活用しながら、接し方を整えることによって子どもたちのメンタルをしっかりと育むことができて、変化が早く、情報が多い中からあなたにとって必要な情報だけにフォーカス出来たりという効果もあります。
子育て、教育は基本的に記憶力や暗記力を鍛えたりすることはできますが、今後必要となるのは判断力です。判断力をどのように養うか、というと心理学が有効になる訳です。どのように判断力が上がるかというと、通常は情報ではなく、見た目や感覚という感じのところを心理学を学ぶことで「情報」となり、言語化できるため、きちんと判断できるようになる、ということです。
5.まとめ

いかがでしたでしょうか?心理学を学んでも活かし方が私たちの中でイメージがなければ宝のモチ腐れとなってしまいます。せっかく学んでいたとしても使う場面がなかったら、勿体ないですよね?
数学でどのシーンでも使えるような公式をすべて覚えているんですが、そのシーンを見定めることができない状況に似ています。そんな中でも営業に使える、講師に使える、カウンセリングに使えるという ある程度の枠組みが固まっていると使いやすくなります。学びには使う目的がしっかりしていると、意味を持ちだしますので、今回の記事を参考に、このために心理学を学ぶぞ、と決めて学びだすのもいいと思います。
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数学でどのシーンでも使えるような公式をすべて覚えているんですが、そのシーンを見定めることができない状況に似ています。そんな中でも営業に使える、講師に使える、カウンセリングに使えるという ある程度の枠組みが固まっていると使いやすくなります。学びには使う目的がしっかりしていると、意味を持ちだしますので、今回の記事を参考に、このために心理学を学ぶぞ、と決めて学びだすのもいいと思います。
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