普段生活していて時々言われる言葉があります。「あなたっぽいね」という言葉。自分でも自分が分からないのに、なんであなたに分かるんだろう?と思います。でも、落ち着いて考えてみるとやっぱり自分のことはよく分かりませんよね。
例えば、自分の顔って分かりますか?なんで分かりますか?と聞くと鏡であったり、写真であったり、自分ではない別のツールを使うから「自分」というものが分かります。よく考えると当たり前なのですが、普段の生活では分かりません。もちろん心を映す鏡なんてものは今のところないので、その「心を映す鏡」となるのが他人ということになるのかな、と。しかし人を通して自分を見るよりも、心理学という学問や考え方を本当の自分を探すツールにしていく方が、冷静に眺めることができそうです。
そこで本当の自分が分かる心理学について考え方や探し方を解説していきたいと思います。
1. 本当の自分がいなくなった日

心理学は言葉の意味付けを非常に重要視しています。なぜなら、言葉の解釈が変わると受け取る印象が変わり、実験結果が歪められる可能性があるからです。そこで、まず本当の自分というものを考えていきます。本当の自分の定義としては、「素直」「無理がない」「自然」というようなイメージを大切にしつつ、人付き合いにストレスがない状態 としておきます。
遡っていくと、赤ちゃんの時を考えてもらうといいと思います。赤ちゃんは自分の欲望に素直に泣きますし、無理をしている様子もありません。自然体です。これが本当の自分というものです。その教育課程でやるべきこと、やってはならないことという枠を社会的に学び、社会の中で適応していくのです。この適応過程に「本当の自分がいなくなっていく日」に繋がっていきます。具体的には2つの大きな理由があります。
遡っていくと、赤ちゃんの時を考えてもらうといいと思います。赤ちゃんは自分の欲望に素直に泣きますし、無理をしている様子もありません。自然体です。これが本当の自分というものです。その教育課程でやるべきこと、やってはならないことという枠を社会的に学び、社会の中で適応していくのです。この適応過程に「本当の自分がいなくなっていく日」に繋がっていきます。具体的には2つの大きな理由があります。
a.消極的習慣
1つが消極的習慣の形成。こちらは自分がやりたいと思うことを周りの方が「ダメ、不適切、間違い」と否定することで見えなくなってきます。不適切くらいならまだいいんですが、私たちの多くはダメ!と言われがちです。そうすると一度「ダメ」と言われた行動は「しない」ことが正しくなり、本当の自分を消す ことになっていきます。
b.否定的習慣
2つ目は否定的習慣の形成。こちらはやりたくもないことをやらされることで身についていきます。例えば、自分は美味しいと思っていないのに「美味しいだろ?」と必要以上に言われたり、「全体のことを考えて言ってるんだ!!」として無理やり協力させられたりといったものです。こちらは 「やれ」と言われた行動をやりたくないけど「やらなければならない」として本当の自分を消していきます。
このような流れで本当の自分が消えていく感じになります。
このような流れで本当の自分が消えていく感じになります。
2.探し出すために必要なもの

前章を踏まえて、本当の自分を探すために必要なものは「疑う心」ということになります。そのようにお伝えするとちょっとネガティブな感じはしますが、もともとネガティブもポジティブも私たちに適応するように捉えればよく、どちらが良いというものでもありません。
なぜ疑うか、というと 他人からの枠組みを信じているから本当の自分が分からなくなっているからです。「疑う」という行為は2つの側面が必要なことになります。
1つは疑う対象を見つけること。これは自分が禁止されてた行為、強制的に行わされてきた行為に気付くことが必要です。疑うことはまず対象がないと疑えませんので、自分の考え方や価値観について向き合い、考え、それがどこからきたものか思い返してみてください。そして、それを植え付けてきた人を特定し、その後は「なぜそうされたのか」ということを考えていきます。
2つ目はそれが「ウソだ」という視点から眺めて疑っていきましょう。実は、 疑うことは軽い恐怖を感じる行為になります。今までその枠組みで生きてきたのに、急にそれがなくなり、「本当は別の枠があるんじゃないか」と考えることにつながり、安全地帯から出るようなココロの動きが働くからです。イメージとしては今まで外部からの侵略もなく、不自由ながらも安全に暮らしていくための法律があったのに急に法律がなくなり、一瞬無法地帯になる感じです。ちょっと怖いのですが、勇気をもって疑っていきましょう。
なぜ疑うか、というと 他人からの枠組みを信じているから本当の自分が分からなくなっているからです。「疑う」という行為は2つの側面が必要なことになります。
1つは疑う対象を見つけること。これは自分が禁止されてた行為、強制的に行わされてきた行為に気付くことが必要です。疑うことはまず対象がないと疑えませんので、自分の考え方や価値観について向き合い、考え、それがどこからきたものか思い返してみてください。そして、それを植え付けてきた人を特定し、その後は「なぜそうされたのか」ということを考えていきます。
2つ目はそれが「ウソだ」という視点から眺めて疑っていきましょう。実は、 疑うことは軽い恐怖を感じる行為になります。今までその枠組みで生きてきたのに、急にそれがなくなり、「本当は別の枠があるんじゃないか」と考えることにつながり、安全地帯から出るようなココロの動きが働くからです。イメージとしては今まで外部からの侵略もなく、不自由ながらも安全に暮らしていくための法律があったのに急に法律がなくなり、一瞬無法地帯になる感じです。ちょっと怖いのですが、勇気をもって疑っていきましょう。
3.心理学に影響を受けすぎない

次に疑うことを覚えたら、「なぜ」というところを考えるために、心理学を活用していきます。心理学とは考え方の1つとして使うことが望ましいと考えています。ここを間違えると今度は心理学の方に影響を受けすぎて本当の自分が分からなくなります。心理学の本で「このような行動がある方は○○タイプ」という感じになり、 本当はそのような側面があるだけなんですが、それを全面として捉えてしまい、そこに縛られてしまうという感覚です。心理学目線で行くと知識としては入りますが、見つけるのは自分自身というところをしっかりと考えておきましょう。
私たち自身、お腹が空いているのに、誰かが私たちの代わりに食べても満たされないのと同様ですし、誰かが口の前に食べ物を持ってきても、食べるかどうかは私たちが口を開けるという最後の動作が必要になります。そのため、本当の自分を見つける心理学のイメージは食べ物を目の前に持ってくるだけであり、それを受け容れるか最後の決断は私たち自身ということになります。ここが本当の自分の発見のために必要な「受け入れる勇気」 ということになります。本当の自分を見つけるということは偽物の自分にお別れを告げるということになります。言い方を変えると、それ以外の選択肢を絞るということになります。「私は何者にもならない。可能性を絞りたくない」と思っている間は本当の自分が見つかる可能性が低いということです。心理学はサポートとして影響を受け過ぎず、ツールとしてだけ活用するようにしましょう。
私たち自身、お腹が空いているのに、誰かが私たちの代わりに食べても満たされないのと同様ですし、誰かが口の前に食べ物を持ってきても、食べるかどうかは私たちが口を開けるという最後の動作が必要になります。そのため、本当の自分を見つける心理学のイメージは食べ物を目の前に持ってくるだけであり、それを受け容れるか最後の決断は私たち自身ということになります。ここが本当の自分の発見のために必要な「受け入れる勇気」 ということになります。本当の自分を見つけるということは偽物の自分にお別れを告げるということになります。言い方を変えると、それ以外の選択肢を絞るということになります。「私は何者にもならない。可能性を絞りたくない」と思っている間は本当の自分が見つかる可能性が低いということです。心理学はサポートとして影響を受け過ぎず、ツールとしてだけ活用するようにしましょう。
4.自分が本当にしたいことは感覚

最後に感覚という概念が優秀に働くことになります。 本当の自分を定義するのは外部に現れている「言葉」であったり、「行動」であったりするんですが、言葉や行動は湧き上がる感覚から出るものであり、その逆ではないということです。つまり、私たちの心の中に気付くことが必要です。心の中に気付くことはどのようにすればできるのか説明します。
それは、まず一生懸命になることです。自分に課せられた責任を落ち着いて考えてみてください。仕事であれば、役割があるはずです。家庭内や友人関係であってもまず求められる役割があります。この役割をまず明確に自分の中で意識し、その役割を果たすために一生懸命フォーカスを一点に絞り行動してみてください。そうすると自分の心の中に気付きやすい状態が出来上がるのです。
つまり余計な情報がなく、なにかに集中している時に自分の本当の気持ちを知ることができるのです。この感覚重視の考え方も持っておかなければなりません。人は理論だけで生きている訳ではないので、感情も本当の自分に気付くために必要になります。例えるなら、右手と左手の関係性です。右手が感情で左手が理論、どちらの手が優秀かというものではありませんよね。私たちは理論と感情で物事を判断していますので、感情に気付くためには一生懸命に理論ではなく、考え動くことが必要になります。自分に課せられた責任、あるいは自分で決めたルールを守るという責任に対して、 一生懸命に取り組む過程で本当の自分というものがおまけとしてついてくるというものです。
福島正伸さんも著書「夢」が「現実」に変わる言葉で書いておりますが、100人がラーメン屋を始めることになり、それぞれが一生懸命にラーメンを作るとしても100種類のラーメンができる。それがあなただけの味。みたいな感覚です。一生懸命に打ち込んでみましょう。
それは、まず一生懸命になることです。自分に課せられた責任を落ち着いて考えてみてください。仕事であれば、役割があるはずです。家庭内や友人関係であってもまず求められる役割があります。この役割をまず明確に自分の中で意識し、その役割を果たすために一生懸命フォーカスを一点に絞り行動してみてください。そうすると自分の心の中に気付きやすい状態が出来上がるのです。
つまり余計な情報がなく、なにかに集中している時に自分の本当の気持ちを知ることができるのです。この感覚重視の考え方も持っておかなければなりません。人は理論だけで生きている訳ではないので、感情も本当の自分に気付くために必要になります。例えるなら、右手と左手の関係性です。右手が感情で左手が理論、どちらの手が優秀かというものではありませんよね。私たちは理論と感情で物事を判断していますので、感情に気付くためには一生懸命に理論ではなく、考え動くことが必要になります。自分に課せられた責任、あるいは自分で決めたルールを守るという責任に対して、 一生懸命に取り組む過程で本当の自分というものがおまけとしてついてくるというものです。
福島正伸さんも著書「夢」が「現実」に変わる言葉で書いておりますが、100人がラーメン屋を始めることになり、それぞれが一生懸命にラーメンを作るとしても100種類のラーメンができる。それがあなただけの味。みたいな感覚です。一生懸命に打ち込んでみましょう。
5.まとめ

まとめるとまず、本当の自分とは生きてきてストレスがなく、無理がない状態のことであり、最初はみんなできていたということ。成長の過程で、やりたいけどやれないこと、やりたくないけどやらされたこと、という側面から見えなくなったということ。その枠組みに気付き、その枠を疑うこと。そして本当の自分を受け容れること。 それは誰かの評価や意見があるものではありません。最後に感覚頼りになりますが、自分の責任を決め、あるいは気付き、その責任を果たすために一生懸命になること。ちなみに私の責任は、家族を守ることであったり、心理学の知識や考え方を用いて人に平穏を届けたり、自分が平穏であることなど、たくさんあります。この責任はあなた自身が決めて大丈夫です。決めたらそれが何であれ、一生懸命になってください。そうすると感情が動いて、本当の自分がひょっこり顔を出します。それを受け容れてください。それだけで自然な生き方ができます。
もっと知りたいという方は日々のメルマガなどを参考にしてみてください。
各種セミナーや個別相談付きの心理教室も行っていますので、是非ご活用ください。
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