子どもが産まれてから本格的に子育てって始まっていくと思ってたんですけど、子どもの成長に合わせて悩みは違います。産まれてすぐはどれだけ大人しく寝てくれるか、みたいなことや、しっかりと食べてくれること、きちんと歩けるか、みたいなことにフォーカスしてました。
この頃は結局、成長すると、歩けるようになったり、話せたりするんだから、みたいに「比べる子育て」をあまりしていなかった気がします。しかし、子どもが小学校に上がったくらいになってからは、頭の中では「比べなくていい」と分かっていても、結局比べたりして、子どもにかかわっている感じがします。子育てに正解はない、と言いつつも、正解を求めている時に原点回帰として読んで欲しいことを、心理学の観点からまとめてみます。
もし、あなたが最近子どもを怒ることが増えたな、今後どうなっていくのかな、と将来が不安になっているのであれば、そのまま読み進めていただいて、気付きを活かしていただければ幸いです。
1.正解とは思い込み
最初に「正解」ってなんだと思いますか?
答えは思い込みです。というと雑な感じに聞こえますが、私たちがそれを正解だと思い込んだ時に正解は生まれます。一般的な正解や常識とは多数派が作り上げたものになりますので、正解は人の基準によって生み出されるということをまずは知っておきましょう。
例えば、私の子どもは7歳なのですが、一年生の時に足し算を習ってきました。そこで1+1=2ということを覚えてきます。それ自体は正解であり、どの国でもまかり通ることになります。しかし、それが思い込みだとしたら、、、。子どもにこんな意地悪な実験をしてみました。
昨日までは答えが2だったんだけど、今日起きてから、日本でルールが変わって1+1=3ということになったんだ、と。最初の方はそんなことはない、と学校で教わったから、と否定していましたが、次第に私の自信満々の態度により、3が正解だと思い込むようになりました。もちろん、2が正解だということを最後には伝えましたが、この実験で伝えたいことは、正解とは自信によって左右される曖昧なものということ。特に正解が明らかな算数ですら、このようなことになるので、子育てに正解不正解を求めるなら正解=自信で大丈夫です。自信を持ってください。それが、あなただけの正解です!
答えは思い込みです。というと雑な感じに聞こえますが、私たちがそれを正解だと思い込んだ時に正解は生まれます。一般的な正解や常識とは多数派が作り上げたものになりますので、正解は人の基準によって生み出されるということをまずは知っておきましょう。
例えば、私の子どもは7歳なのですが、一年生の時に足し算を習ってきました。そこで1+1=2ということを覚えてきます。それ自体は正解であり、どの国でもまかり通ることになります。しかし、それが思い込みだとしたら、、、。子どもにこんな意地悪な実験をしてみました。
昨日までは答えが2だったんだけど、今日起きてから、日本でルールが変わって1+1=3ということになったんだ、と。最初の方はそんなことはない、と学校で教わったから、と否定していましたが、次第に私の自信満々の態度により、3が正解だと思い込むようになりました。もちろん、2が正解だということを最後には伝えましたが、この実験で伝えたいことは、正解とは自信によって左右される曖昧なものということ。特に正解が明らかな算数ですら、このようなことになるので、子育てに正解不正解を求めるなら正解=自信で大丈夫です。自信を持ってください。それが、あなただけの正解です!
2.教育と子育てを分ける
心理学というと学問という型にハマって好きではないという方もいますが、厳密に言うと型がないと何もできません。よく「型にハマるのが嫌いで」とか「型破りがいい」という表現を用いていますが、この前提は「型」があるということです。型がないと、ハマれもしないし、何を破ったかが分かりませんから。
今回は「教育」と「子育て」を分けるという「型」をまず作ります。
私は子育てをしている人が、みんな自信を持って子どもに接することが良いと思っています。しかも、それが子どもの考えを尊重するという自信です。ですから、教え込みません。まずは、子どもたちが何をしたいか、それを聞いていくことが重要だと思っています。その視点に立って、教育と子育てを分けてみると、教育は社会的なルールを教えること。ここには聞くということはあまり入りません。子育ては子どもの意見を聞くこと。どのような思いで、その行動を取るか聞いていくことが子育てだと分けます。そのため赤ちゃんの時は、子育てをやっていますが、次第にコミュニケーションが取れるようになる小学生頃からは教育に振り切って接してしまい、子育てをしないという事態になりがちです。あくまでもここの持論なのですが、分けることで「型」が出来て、私たちが子育ての悩みを解決するヒントになれば十分です。
今回は「教育」と「子育て」を分けるという「型」をまず作ります。
私は子育てをしている人が、みんな自信を持って子どもに接することが良いと思っています。しかも、それが子どもの考えを尊重するという自信です。ですから、教え込みません。まずは、子どもたちが何をしたいか、それを聞いていくことが重要だと思っています。その視点に立って、教育と子育てを分けてみると、教育は社会的なルールを教えること。ここには聞くということはあまり入りません。子育ては子どもの意見を聞くこと。どのような思いで、その行動を取るか聞いていくことが子育てだと分けます。そのため赤ちゃんの時は、子育てをやっていますが、次第にコミュニケーションが取れるようになる小学生頃からは教育に振り切って接してしまい、子育てをしないという事態になりがちです。あくまでもここの持論なのですが、分けることで「型」が出来て、私たちが子育ての悩みを解決するヒントになれば十分です。
3.接し方の基準
子育てを通じて、一喜一憂することがあると思います。保育園で演劇が上手に出来たら成長を感じて嬉しくなり、うちの子はすごい、みたいな接し方をしますし、計算が早い、運動ができる、など私たちが嬉しいと感じることで、子どもへの接し方が変わってきます。これは油断すると私たちにとって嬉しいこと、喜ぶことが基準となり、知らず知らずの間に子どもを教育することになります。
人間というのは進化の過程で、今を生きるようにプログラムされています。長い人間の歴史から見ると、明日の命が約束されている時代の方が短く、病気や戦争などで、明日の命が約束されていない時代の方がまだ長いのです。とすると、今嬉しいこと、褒められることに焦点が当たりすぎ、先を見通せない接し方になりがちになります。子どもへの接し方は、とにかく先。10年、20年後に子どもが社会にとって必要な人になれるか、子どもが望むような生き方ができるだけの強さを身に付けているか、というところを基準にします。
そのため、テストで100点取ったら親子共々嬉しいんですが、ぐっと堪えてその嬉しさをどのように活かすか、を考えたりします。もちろんマイナスの出来事も一緒です。何か悪さをしたとき、もちろん叱っていいのですが、その叱り方が感情的なものではなく、将来どのように生きるか考えるきっかけとなるように接していきます。
日々の生活の中で、子どもたちに伝えられることは少なく、多くは気付きを提供できるか、という視点で接していくと私たち自身も楽になります。
人間というのは進化の過程で、今を生きるようにプログラムされています。長い人間の歴史から見ると、明日の命が約束されている時代の方が短く、病気や戦争などで、明日の命が約束されていない時代の方がまだ長いのです。とすると、今嬉しいこと、褒められることに焦点が当たりすぎ、先を見通せない接し方になりがちになります。子どもへの接し方は、とにかく先。10年、20年後に子どもが社会にとって必要な人になれるか、子どもが望むような生き方ができるだけの強さを身に付けているか、というところを基準にします。
そのため、テストで100点取ったら親子共々嬉しいんですが、ぐっと堪えてその嬉しさをどのように活かすか、を考えたりします。もちろんマイナスの出来事も一緒です。何か悪さをしたとき、もちろん叱っていいのですが、その叱り方が感情的なものではなく、将来どのように生きるか考えるきっかけとなるように接していきます。
日々の生活の中で、子どもたちに伝えられることは少なく、多くは気付きを提供できるか、という視点で接していくと私たち自身も楽になります。
4.私たち自身の成長
私自身子どもと接するうちに様々な成長をさせられる場面があります。出来なかったことが出来るようになる過程で諦めない心を学んだり、子どもに言っているつもりが自分に言っていたり、といった具合に、子どもを成長させているつもりが、自分を成長させているのです。
心理療法でフォーカシング療法というものがあり、その概念の一つで、「心の中を見る鏡」というものがあります。私たちは毎朝起きて顔を洗うとき、鏡を見ます。鏡を見て疲れているな、とか髭が伸びたな、とか、老けたな、とかいろいろ観察して自分の顔を整えたり、ちょっと栄養バランスを考えたりして調子を整えます。しかし、心を見る鏡はありません。とすると、気付きようがない訳です。顔を見る鏡があるから、調子が良いか悪いか分かり、調子を整えることが出来るのですが、見る鏡がないと気付きようがないのです。そこで、子どもを鏡として見ることはとても有効です。子は親の鏡と言いますし、何か聞き訳がない様子なら、自分が何か我慢しているのかな、とか考えたりも出来るわけです。私の最大の気付きは「やることをやってから遊びなさい」です。これは私にも言えます。やることをせずに、その場の良いを優先させた結果大変な目にあってきたので、伝えつつ、自分も今やることをやっているかな、と考えるきっかけをくれます。子育ては自分育て。子どもは親の鏡。ぜひ子どもに声をかけるときに自分にも声をかけるつもりで言ってみてください。
心理療法でフォーカシング療法というものがあり、その概念の一つで、「心の中を見る鏡」というものがあります。私たちは毎朝起きて顔を洗うとき、鏡を見ます。鏡を見て疲れているな、とか髭が伸びたな、とか、老けたな、とかいろいろ観察して自分の顔を整えたり、ちょっと栄養バランスを考えたりして調子を整えます。しかし、心を見る鏡はありません。とすると、気付きようがない訳です。顔を見る鏡があるから、調子が良いか悪いか分かり、調子を整えることが出来るのですが、見る鏡がないと気付きようがないのです。そこで、子どもを鏡として見ることはとても有効です。子は親の鏡と言いますし、何か聞き訳がない様子なら、自分が何か我慢しているのかな、とか考えたりも出来るわけです。私の最大の気付きは「やることをやってから遊びなさい」です。これは私にも言えます。やることをせずに、その場の良いを優先させた結果大変な目にあってきたので、伝えつつ、自分も今やることをやっているかな、と考えるきっかけをくれます。子育ては自分育て。子どもは親の鏡。ぜひ子どもに声をかけるときに自分にも声をかけるつもりで言ってみてください。
5.伝え方の3原則
最後に伝え方に気を付けることを3つお伝えします。よく何度言っても聞かないという悩み相談を受けます。心理学を用いたダブルバインドという話法やフットインザドアのような交渉術があります。そちらの解説でもいいのですが、まず○○をしないとすべて無意味になる大事な点があります。この重要な点をお伝えします。
それが、聞く姿勢を作るです。
子どもは感情表現をダイレクトにします。嬉しいときは嬉しがるし、悲しいときは泣きます。そのため、遊んでいる時にはなにか伝えたとしても、それは「遊んでいる時」なので「聞く」ということをしていません。遊んでいる時に「あんまりはしゃぐと壊すよ」などと注意しても、聞いていません。そして、何かを壊してしまい「壊すよって注意したよね!!」と怒りを露わに伝えてしまうということもあります。伝え方の3原則はまず、聞く姿勢を作ること、次に子どもの想いを聞くこと、最後にこちらの想いを伝えること。この順番です。子どもが聞く姿勢をとっていないにもかかわらず、私たちが言いたいことを言ったところで、伝えたことにはならないのです。是非この3原則を守って子どもへ伝えてあげてください。
それが、聞く姿勢を作るです。
子どもは感情表現をダイレクトにします。嬉しいときは嬉しがるし、悲しいときは泣きます。そのため、遊んでいる時にはなにか伝えたとしても、それは「遊んでいる時」なので「聞く」ということをしていません。遊んでいる時に「あんまりはしゃぐと壊すよ」などと注意しても、聞いていません。そして、何かを壊してしまい「壊すよって注意したよね!!」と怒りを露わに伝えてしまうということもあります。伝え方の3原則はまず、聞く姿勢を作ること、次に子どもの想いを聞くこと、最後にこちらの想いを伝えること。この順番です。子どもが聞く姿勢をとっていないにもかかわらず、私たちが言いたいことを言ったところで、伝えたことにはならないのです。是非この3原則を守って子どもへ伝えてあげてください。
まとめ
今回は子育てで悩んでいる人のための心理学視点をお伝えしました。学術的なことは一切なく、心の動きをきちんと知り、実生活に応用することで、穏やかに生きることが可能になります。難しいことはありません。私たちはみんなが正しいとすることを信じてしまう、という特長があります。
社会で正しいことを知るということは、生きるために必要なことなのですが、目の前の人のことを考えることを放棄してしまうと、正解ばかりを追い求め、一番大切な子どもの想いを置いてけぼりにしてしまう危険性があるのです。そして、それが結局、一番私たちを傷つけています。少しでも、心を学び、心を知り、素直に接することで、お互いに良い関係性が築けるようになります。教育とは知恵を教えることですが、子育てとは子どもの意見を聞くこと。まずは分けてみて、楽になるのもいいと思います。子どもに限った話ではなく、育てるとは自分と相手がいて初めて成り立つもの。まずはお互いに敬意をもった視線で観察してみましょう。
社会で正しいことを知るということは、生きるために必要なことなのですが、目の前の人のことを考えることを放棄してしまうと、正解ばかりを追い求め、一番大切な子どもの想いを置いてけぼりにしてしまう危険性があるのです。そして、それが結局、一番私たちを傷つけています。少しでも、心を学び、心を知り、素直に接することで、お互いに良い関係性が築けるようになります。教育とは知恵を教えることですが、子育てとは子どもの意見を聞くこと。まずは分けてみて、楽になるのもいいと思います。子どもに限った話ではなく、育てるとは自分と相手がいて初めて成り立つもの。まずはお互いに敬意をもった視線で観察してみましょう。
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