カウンセリングイメージ
カウンセリングというと、多くの人が悩みを聞いたり、それに対しての新しい視点の提供や事実と感情の分離などを言葉でやっていくというイメージだと思います。
実際私も受けてみるとそんな感じのところが多くありました。共感、傾聴、ABC分析(先行刺激や行動などの変化を見る認知行動療法の一種)など。
様々な心理療法がありますが、多くは対話が中心です。つまり、今自分が悩んでいる問題を話して、その症状を訴えて、それを聞いた方がその問題に対して色々な質問をしていき、新しいきっかけを提供していくというのが主です。
他にも心療内科であれば、病名の診断や投薬などを行いますが、カウンセリングは投薬をしないことが殆どです。
投薬をすることで逆効果になることもありますし、アメリカの実験では鬱に対しての投薬とマインドフルネスといった瞑想が同等の効果がある、といった研究があるほどで、人間の身体はすごいな、、と個人的に思っています。
もちろん、「何をもって」本人がうつとすればいいか、というとそこには「診断」が必要になりますので、診断の必要性は必ずありますが、治療の目的を状態を良くするというものに限れば、カウンセリングやマインドフルネスなどは投薬などと同様に有効だということです。
しかし、人間は根拠がないと、言い換えると自分がそれを信じていなければ信じられないという部分もありますので、カウンセリングというと嘘くさく、マインドフルネスで良くなるなどとは、なかなか信じられないものです。
信じられるかどうか
仮に表面上は信じていたとしても、どこか諦めなようなものがあり、みんなが信じているもの、大衆を納得させるような「診断」「投薬」などのものに頼らざるを得ないというものになっているのがカウンセリングを取り巻く環境ではないか、と思います。
と、ここで、さらに信じられないようなものを投じると、今までのカウンセリングの地位が少し変わるかな、という方法をご案内します。
さらに嘘っぽい真実
思考場療法と言われるもので、身体を「とんとん」と叩いていくことで、うつ状態や恐怖症、トラウマなどを治療するというもの。この療法はあまり知られてはいませんし、中々受け入れられていないようですが、効果は10分も経たずに体感でき、その後の再発も少ないというもの。
なぜ、広がりを見せていないか、というと信じられないし、広まると困る人も多くいるからです。
例えば、カウンセリングが完璧で5回の面談でどのような症状や悩みも解決できるカウンセラーがいたとします。
すると、他のカウンセラーは必要なくなりますし、そのような状態では心療内科や精神科も仕事がなくなります。とすると、市場は一気に図式を変えることになります。
そうすると結託しておそらく5回で治すカウンセラーを認める訳にはいかなくなります。
例えば、5回で治るものはウソである、根拠がない、法外な料金を取られる、症状は治るが他に心理面に影響がある治療法、急な変化に依頼者(患者)がついていけない、非人道的な治療である、などなど。
もともと、現状を変えるということは変化に対しての抑止力が発生するものです。それが良い変化でも、悪い変化でも、必ず起きます。
変化の抑止力と変化の推進力が拮抗することで現状が成り立っているのです。
しかし、脳科学が解明される前であればこのようなものは根拠がないものとして一蹴されますが、脳科学分野の発達に伴い根拠もそろってきました。
確かに私たちは考えたり、経験したり、それらから学んだことを覚えている(あるいは無意識上にセーブ)することで、感情や思考を働かせていますので、脳が先程お伝えした「とんとん」で変わるのであれば、薬も使わず、しかも10分程度でこの思考場療法を適用する価値はあると思います。
おまじないがおまじないの域を超えて療法として確立されるときも近いのではないでしょうか。
目に見えないものの価値が跳ね上がるので、目に見えない信頼や正直さを大切に生きて、その姿を子ども達にも伝えていきます。