成功のために
アファメーションやインカンテーションと言って自分に肯定的な言葉を投げかけ、理想に到達するという方法があります。思い込むということですね。コーチングの世界で広く使われていますが、私個人では時と場合と人の特性によると思います。
ちなみに私もやっていたことがあり、そんなものなのかな、程度でした。毎日30分から1時間やったりしてました。「私はできる!すごい!やれる!」みたいな感じでずーっと言い聞かせてました。
その他にもお金持ちになりたければお金持ちの習慣を知るために、自分がお金持ちになったように振る舞うということも聞き、ちょっとリッチな食事に行ったこともあります。支払いはカードにしました・・・。リッチっぽいし、当時払えなかったので。
手順はこんな感じ?
私たちが理想を目指す、あるいは今ある現実の何かを変えたいと思うのであれば、まず、「やりたいこと」「理想とは」「達成」などと言った言葉で調べると思います。そのうちに「目標」が来て「夢」「目的」「目標」「ゴール」など微妙に意味合いが違うことに気付き、私たち自身の目的とは?目標とは?ということを考え、最後に「成功」するために、ということでこの「アフォメーション」や「インカンテーション」と言った言葉に触れる可能性があります。
事前にこの言葉を知っている方は、それが何かは分かりませんが、「理想」か「変化」を求めていることと思います。
怖い思い込み・・・
このような漠然とした思い込みは向き不向きがあると思いますが、思い込んだとしても行動が変わらなければ、結果は変わりません。要は思い込んだ結果「私はやれるんだ!」と100%信じていても「今はしないけどね」と付け加えると何一つ変わりません。そこを勘違いしてずっと目の前にない現実を空想で補い続けることはある種病気だと思います。
思い込みは本人にとっては素晴らしいのですが、周りから見ると危険性も含んでいます。
例えば、「私は成功者だ」と思い続け、実際に本人はそう思っているにもかかわらず、誰とも話さず、請求書が毎日のように届き、電話も不通、家から一歩も出ない、食事も食べられないという状況であれば、、、さすがに、心配になります。しかし、本人はこのライフスタイルが「成功」と思い込んで、そう位置付けてしまっているので、変わることなく、あと10日くらいで亡くなってしまうでしょう。
他にも「私は空を飛べる」と思い込んで、大空に一歩踏み出し落ちることもあります。しかし、本人の中では落ちている時の風はまさに「飛んでいる」のですから、「ほら、飛べるだろ!」と思いつつ、亡くなってしまいます。
目の前の現実を無理矢理歪曲し、そう「思い込む」ことは危険性もありますよ、という内容になります。かといって、この方法がまったく当てはまっていないとも思っていません。
思い込みを正しく使う
この思い込むというアファメーションやインカンテーションは計画があれば、有効に活用できるのではないかな、と考えています。あくまでも「行動の後押し」の手段として、そのように振る舞えばよいということです。
成功者だったらこんなことをするだろう、そして、こんなことが出来るようになるためには日々こんなことをやっているだろう、そして、その行動はきっとこんな思いでやっているだろう、さらに、その気持ちはこんな経験から来ているんだろう、私も似たような経験があり同じような気持ちを持っているはずだ、と。
肝心なポイントは思い込む前に、理想と現実、過去の結び付け(リンキング)できるようになることです。これが出来ると「思い込み」から綺麗に「行動の変化」につながるようになります。その過程をすっ飛ばして、いきなり「私は成功者だ」とすると、どうしても「ズレ」が生じるはずなので、思い込みは行動が変わるように意識して、計画などを立てて、目で「見て」からやってみましょう。
出来れば私たち自身の幸せが周りの方の幸せにつながるようになると最高ですね。