矛盾の思考
幸せを定義することにあまり意味はないと感じる人もいると思いますが、それでも「現時点での」幸せイメージを少し明確にしておくことは大切です。漠然と良くなりたいな、幸せになりたいな、だと必要なものが見えてきませんから、いざ本当に必要なものが目の前を通り過ぎてもスルーして見逃す可能性があります。そうして、ずっと「幸せになりたいな」とつぶやき続けるのです。
イメージの習慣
・・・勿体ないです。ということで本日は幸せをイメージすることを思考習慣にインプットすることにします。幸せのイメージをインプットしておくといざチャンスが来た時に掴むかどうか、という判断が出来るようになります。これだけでも人生においてはすごく有利です。なぜなら私たち自身で選択できるようになったということです。
選択の余地なし、から選択どうぞ、にレベルアップしているのを感じると思います。チャンスの数は今、社会的に増えています。ゆっくりとではなく、爆発的に増えています。そのときに準備(イメージ)が出来ていると、他の方より有利になることが出来ます。もしかすると習慣はアンテナの意味もあるかもしれません。そして、幸せを考えた時には項目を分けておくと便利です。
幸せの8項目
その時にはコーチングで使われる人生の輪というものを参考にしましょう。8つの項目があります。それは、仕事・お金(経済)・健康・家族・人間関係・学び(自己啓発)・余暇・環境の8つです。他にも感情・時間などの項目が入る可能性やどれかを入れ替えても良いですが、大切なのは私たちにとって「幸せ」が現時点でなにが必要で、何が足らないか、をはっきりさせることです。
例えば、仕事は人と関わりクレームを付けられず、私も一生懸命になれる仕事が幸せだし、お金(経済)はスーパーの割引を気にせず買えて、家族旅行に1ヶ月に1度行けるのが幸せなので○万円の収入がキープできれば幸せだし、という風な感じです。このように「項目」があると考えやすくなると思います。私たちが不安になったり、緊張したりするのも実は漠然としているからです。
ビビることにビビる
よく分からないから怖いし不安になる、怖いし、不安になるからさらにマイナスのイメージが膨らみ、より怖く、不安になるといった感じです。明確にしておくと実は怖くなくなります。私は幽霊が怖いのですが、一つずつ項目ごとに解明していくとあまり怖くありません。力学的に、とか、湿度の関係で、とか、そういった感じです。できるだけ幸せのイメージを項目に分けて明確にしておきましょう。そうすると、いざ目の前にチャンスが現れた時に、それをチャンスだと認識することが出来ます。
具体化すると恩恵がもう1つ
そして具体化するともう1つ恩恵があります。それは差異を認識できるということです。例えば、何か食べたいというのが、今でいうところの漠然とした幸せになりたい、だとします。これに対して、アイスが食べたいが明確にしている状態です。この状態で目のまえにアイスが出ると、食べますし、アイス以外のモノが出てくると食べません。これが選択できる状態。さらに、チョコアイスを食べたいがもう少し具体化している状態です。ミントのアイスが出されても食べません。物事の差異を認識出来るようになると、私たちは選択に悩みにくくなります。もちろん状況において私たちの○○したい、を妥協したり、いいように変えたりしますが、少なくとも私たち自身はチャンスに敏感ですし、選択を出来る状態まで上がっています。この習慣が付いておくと、圧倒的に世界を広げることが出来ます。何アイスが食べたいですか?