交流会
交流会に行かれたことはありますか?小学校や中学校、高校などでは1年に1回クラス替えがあったり、その他行事ごとでのイベントで普段交流がない人と交流をする機会が与えられますが、社会人になるとあまり多くないような気がします。少なくとも機会が「与えられる」ということはなく、私たち自ら動き出して初めて「交流するイベント」が発生します。動かなくても生活出来てしまいますから。人との交流が苦手な人ももちろんいると思いますが、私たち自身の思考習慣に気付くためにも外部からの視点は必要です。
必要な視点
外部からの視点は人に限らず、本や映画、ネットなどでの情報でも構わないのですが、やはり人と会うことが手っ取り早いです。外部からの視点、刺激を本や映画、ネットなどに頼ってしまうとこれらは一概に「多くの人に届くよう、薄められたもの」ですので、いきなり失礼なことを言ってくるのは少ないからです。つまり、私たち自身が受け取りやすいよう視点が加工されています。その点、人についてはそのようなことはなく、もちろんマナーやルールの範囲内ですが、価値観をいきなり主張してきたりしますので、その辺が苦手な人の理由かもしれません。しかし、この私たちが嫌だな、苦手だな、と感じることが実は最大の人生を変え得る力をもつヒントとなっています。
感情からの掘り下げ
そこから「なぜ嫌なのか」「どうして嫌なのか」「タイミングが悪いのか」など感情に対し「5w1h」、「何が」「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」に加えて「どのように」という質問を投げかけていくと私たち自身の思考習慣に気付くことができます。気付くとそこから誘導するような形で望む思考習慣を描くことも可能になります。ですから、感情が動く交流会へは参加することをおススメします。
交流会の種類
どのような交流会が良いかというと、社会人や起業されている方であればビジネス交流会が良いと思います。様々な業種の方の考え方を知り、触れることで私たち自身の世界が広がります。そして、私も実際に広がったのですが、その中で気付いたことがあります。それが本日のテーマである「助けて」と言えない、ということです。
助けてと言えない・・・
あなたは人に頼ることが出来ますか?そして、それはどの程度のものですか?時折触れていたのですが、私は結構頼ることが出来ないみたいです。意識してようやく何とか頼れるレベルです。例えば、お茶取ってくれませんか?も中々言い出せません。そういえば、お店で店員さんを呼ぶこともちょっと躊躇われます。仕事をしているので最終的には会ってもらえますか?と言わないといけないのですが、中々ハードルが高いです。
これらはプラスの視点で見ると私自身の力量を上げることにつながります。頼れないので、相手から言ってもらうようにする、という力がついてきます。例えば、お茶を取ってもらうような言語、非言語を駆使し、相手の言動を誘導していく、という方法が身に付いていきます。しかし、100%ではないので、失敗する時もあり、なにより時間がかかります。
マイナスの視点では言えば終わるのにそこに時間をかけて無駄に交流会の時間を過ごすということになります。本来の望みが達成できない、あるいは、視点は広がったけど、何も次につながらない、つながりにくい状態で終わっている、ということです。言いたいことが言えるような人は損をすることもありますが、得をすることも多いと思います。
必要な2つの力
私たちがこれからの生活で磨いていく力は「助けてと言える勇気」と「言い方を考える言語能力」の2つです。マインドとスキル。この2つが成長するようにこれからどのように生活していきますか?