人間関係
人間関係や会社の部下上司、同僚という地位が絡む関係性においてもっともやってはいけないことってなんだと思いますか?それは相手を見下すということです。私たちは誰だって見下されたくはありません。見下されてもいいですが、そのような人たちのために進んで働きたいとか何かしてあげたいとか思わないです。もちろんこれにも例外はあると思いますが一般的には同意を得られると思います。
変えられます
さて、しかし何度も同じミスをしたり、言っても聞かなかったり、挙句の果てには姿を消してみたり、ということがあれば、通常は私たちは自分たちではなく、相手を見下す傾向にあります。あいつはダメだったと。
もし、1人だけ「変化」させられる能力があれば、誰を変えますか?理不尽な上司。強気な友人。生意気な先輩、あるいはバカにしてくる同僚。いろいろな方が浮かぶと思います。この「変化」させられる能力を自分に使おうという人は稀です。何か困りごとがあると冷静な時は自分が悪い、自分に責任があると思ったり、感じたり、考えたりする人はいますが、感情がのると、結局「あいつはダメだ」となります。これが、多くの人が持っている思考習慣の一つです。思考習慣とは意識的に変えることが難しく、性質みたいなものも含んでいます。正しいと思うモノの証拠を集め、自分が信じているモノを否定する論証を拒否するというもの。そのことが私たちの考え方を狭くし、結果的にドツボにハマっていくという生き方につながります。そこで今回は周りを見下すのではなく、活用するという考え方でみていきます。
変えられる前提に立つ
思考習慣は変えることは困難というのも一つの信念ですし、その思い込みがあるとなかなか変えられません。なので、まずは思考習慣は意外とすぐに変えられる、と考えてください。その準備が出来たら、周りの方を見下すというところから、活用するということを考えていきましょう。どうすれば活用できた、と言えるのかをまず考えます。
何度も同じミスをする、ということは、他の人がミスする可能性をその人が潰しているということにもなります。であれば、他の人は感謝すべきでしょう。しかし、組織においては望ましくはありませんので、誰もがミスしないやり方を構築する礎として、犠牲になっているという視点でまず見ます。そうすると、当人が何を目的でミスと呼ばれる行動を取っていたのか、という視点で物事を聞かなければなりません。よく「どうしてミスした?」「何が原因?」と問いただす方もいますが、本来活用すべきという目的があれば、この聞き方では次のミスを誘発してしまいます。本人もおそらくミスをしたくてしたわけではなく、何かしら成したい「何か」があり、その手順が違ったという図式になります。目的の意識をまず明確にするだけでも活用できます。
正しい聞き方は「なにを目的としてこの行動をしましたか?」です。
言っても聞かないということで見下すのではなく、活用することは私たちの言語能力の向上に役立ちます。違う言い方、違うシーンで言う、違う人から言ってもらう、など多用なやり方が考えられます。私たちの脳は不可を感じることによってボケない脳になると言われています。今の時間軸ではなく、将来ボケないために、相手の方を活用しましょう。
最後の姿を消すというのはどうしようもありません。本人がいないと活用できませんので、、、。見下すより、活用の仕方を考える。今日はこの習慣と思い込みについてでした。・・・「変化」の能力誰に使いました?