私たちは「生きてきた」というこの事実において、まったく失敗せず生きている人はいないと思います。もし、失敗していない、ということであればその失敗の事実を忘れているか、もしくは失敗ではなく単なる結果として処理している人たちと思います。
成功と失敗
そもそも成功と失敗なんてものは存在せず、私たちが起こした行動に対して、フィードバックとして存在しているというだけなのです。そのフィードバックに私たちが勝手に「成功」とか「失敗」とか意味付けをして生きているだけなのです。問題はこのフィードバックを活かせるかどうか、ということだと思います。
本当の意味の失敗
フィードバックを活かせないと失敗のままになります。そして、失敗が続いていくと、習慣ができなくなります。何度やっても失敗するのであれば、やる気がなくなりますよね。では、どのようにすると活かせるのか、今日はその辺を見ていきます。簡単にまとめると3点あります。
1.目的に立ち返ること
目的を認識すると、今やっている行動がただの手段であることに気付きます。私たちの行動の多くは手段です。行動自体が目的ということは少ないです。ダイエットが目的なら運動、食生活が手段になります。
試験に合格することが目的なら、学習、問題集を解くことが手段になります。ここで失敗するのであれば、一旦目的に立ち返り、他の手段が使えるか、という点で視点を広げていきましょう。
2.失敗することのメリットを考える
一見逆な感じもしますが、何度も失敗するのであれば、もしかすると無意識に成功を避け、失敗を求めているかもしれません。意識では否定していても、無意識では失敗を肯定すると失敗しやすくなります。そこで、失敗のメリットを可視化する(書く)することで意識することができ、逆に働くようになります。
3.原因を100個
気付きをまとめると言い換えることも出来ます。物事には原因と結果があります。しかし、その考えに縛られると、偶然にすら原因を考え無駄になることがあります。バランスが大切ですが、あまりに失敗が続くようであれば、同じような原因があるかもしれません。そして、原因の数をまず100個数えてみましょう。そうすると100個数える前に出来るようになります。私は「とりあえず100回挑戦!」という言葉が好きです。100回やってればなんとなくでも近付いているものです。逆に何回失敗すれば成功するのか、理想が叶うのか、と悩むよりは100回チャレンジをやっていきましょう!。
まとめると、目的大事、失敗のメリット、原因を100個書く、この3つです。これが出来るようになると、活きてきます。どうせ同じ時間なら活かしきっていきましょう!