習慣を身に付ける上で大切な感覚があります。昨日の「自覚ポイント」というのも始める際とある程度の結果を残した際に知る大切な感覚の1つではあります。
今更このような当たり前のことで仰々しくいうのもお恥ずかしいのですが、、、「時間は戻らないと知ること」は大切な感覚です。
どう捉えるか?
私たちは時間の捉え方はそれぞれ異なります。それは待ち合わせをしていると顕著に表れることです。待ち合わせ10分前にはその場にいる人、5分前、ぴったり、5分後、10分後など、待ち合わせとは相手の時間を確保しているようなものなので時間の捉え方を知るにはとても分かりやすいです。
他にも閉店間際の店に入ることに抵抗があるか、ないか、娯楽の時間をどのようにとるかどうか、などなどで時間というものをどう捉えているか、ということが分かります。私たちが使った時間は2度と戻りません。待ち合わせの時にぼーっとしている時間も、閉店を過ぎている人に対応している時間も、その先にどのようにつながるか分からない娯楽の時間も、「その時間」は戻りませんし、残りません。残るのはその時間にとった行動の結果が積み重なっていきます。
時間の結果
例えば、ただぼーっとしていたり、私たちの時間ではないモノに時間を使うと、私たちの身体は時間の経過とともに誰でも訪れる人生の締切である身体の老化というものが積み重なります。その時間に少しでも筋肉を意識しながら、行動すると、筋肉が積み重なります。他にも知識を積み重ねるために読書をすると知識や表現力が積み重なります。時間をどう使うか、ということで私たちの未来がどのようなものになるか、ということが決まっていくのです。
やり過ぎ注意
私は毎日習慣について発信していますので、「時間」という概念はもはや恐怖のようにも感じます。寝るときや食べる時まで、「時間が・・・」と感じているのでもはや病気のようなものです。人生の締切は私たちが望むと望まないと関わらず、今この瞬間も迫ってきます。ここまでひどくなる必要もありませんが、普段どれくらい時間を意識していますか?何事もバランスが必要ということになりますが、今度は時間を忘れる、ということを考えてみましょう。
時間を忘れること
普段時間が早く過ぎる時はどのような時があると思いますか?1つに、それは「時間」を「作業」に費やすときです。会社勤めの時に感じたのは何かの作業を集中的にやる時は時間が過ぎるのが早いです。
私たちの時間ではなく、誰かの指示、この場合は会社の指示の下、私たちの時間を費やし、行動する、そして、それに没頭する。そうするとあっという間に退社時刻になります。もちろん言われた作業が退屈過ぎるものであれば、時間の経過は遅いでしょう。しかし、ただやればいい、やる必要があるもの、というものであると、結構早く進みます。習慣もこのように取り入れることが出来たら、どんなに楽でしょうか。
理想の習慣化
もし、私たちが今身に付けたい習慣があるとして、あるいは絶対に叶えたいという想いがある目標があるとして、それに対して時間を忘れて取り組み、いつの間にやら達成している、としたらこれほどうれしいことはありません。これこそが習慣の自動化、と呼ばれるものです。意識していないところで物事が進むというのは少し気味悪い感じもありますが、進んだ結果が本当の望みであれば、意識せずとも近付くのですから、使わない手はありません。
続けたい習慣は人それぞれですし、人の特性(目的志向型や問題回避型など)も人それぞれなので、やり方は違います。しかし、この感覚、時間間隔を持っておくだけで、比較的楽な習慣化は可能です。ある時は時間が早く過ぎて、ある時は遅く過ぎると感じるのであれば、その要素を分解し、当て嵌めていくでとても効率的な習慣化に結びつきます。まずは、時間を普段どのように使っているのか分析してみましょう!そこから、身に付けたい習慣の時間の確保をしていきます。今日のまとめは「時間は戻りません」ということです。