そもそも習慣を自分自身のものにすることにおいて、これが出来たら苦労しないけど本当に効果が高く、必要性も高いやり方があります。それが日誌をつけるということです。
日誌と日記
こころと言葉でもコーチングを実施していますが、日誌を自分自身でつけ続ける人に対してコーチングの役目は6から7割は終わってるんじゃないか、という感じです。自分の決めた道に対して正しく進んでいるか考える、そしてその道が正しいか自分で確認できるというツールが日誌です。
よく日誌と日記を混同する人がいますが、日記ではなく日誌をつけることが大切です。日記と日誌の違いとは?日記は日々の出来事に対して自分が感じたこと、思ったことを書きます。つまり書くとすれば、
「今日は○○とした。目標まであと少し。頑張ろう」みたいな内容になります。
日誌は日々の出来事を第三者に知らしめるように書きます。
「今日やったことは○○です。全体における日々の進捗状況は○○です。続けるためには○○が必要なので検討余地があります」みたいな書き方になります。
・・・伝わりますか。つまり、感じたことではなく、事実と改善策などを入れると日誌みたいになります。日誌を書くときは第三者に伝えるカタチで書くといいでしょう。日誌を書くことによって確実に目標に近付いてきますし、楽しくなってきますし、さらにはそれをつけること自体が習慣化されるようになります。そして、昨日習慣化を邪魔するものは「知っている」「分かっている」「やっている」と感じることと自分には向いていないと思うこと、というお話しをしました。この「向いていない」と、感じることは基本的には本人の特徴や考え方によるものが大きいのですが、日誌をつけることで改善される場合も実は多いのです。
「向いてない」と決めるには早いか遅いか?
LABプロファイリングの中で回数重視型や期間重視型というものがあります。、、、他にもあるのですが、習慣についてはこの考え方が役に立つと思います。
例えば、自分がすごいと思う相手に対して何をもって「すごい」と判断したか、考え、〇回その人のことを見たから(あるいは聞く)、すごいと感じるようになったのか。あるいは〇ケ月ですごいと感じるようになったのか。という視点です。本当にざっくりした解説なので、詳しく知りたい方は個別に連絡なりください。
ここではあくまでもプロファイリングではなく、習慣化です。これを自分で少し考えてみて、例えば、人(習慣化の場合はモノでもいいかも)が、すごいな、と感じるまでに5回が必要なら、あなたは習慣を作り上げるまでには5回失敗することは許容範囲です。本質は5回目にあるということです。
習慣形成は人による
あるいは5ヶ月かかると感じるのであれば、最低5ヶ月は続けた方がいいです。よく習慣化は21日、28日、6週間とか、などと言われますが、もう人による、と決めた方がいいです。自分に合った日数なり、挫折の回数をカウントすればいいと思います。
日数は分かりやすいと思いますが、回数の方は1つの習慣を作るまでに失敗する回数です。ダイエットでの食事制限ならば、開始して5日でキツイな、と思い、つい手を抜いてしまう。そして元に戻る。ここで、やっぱり駄目だったと諦めるのではなく、私は3回までは必要なんだ、もう一度チャレンジしよう!と思ってもいいのです。
それが日誌をつけていると分かってきます。第三者に報告するような形で自分のためのノートを作ってみて下さい。挫折なんかない、諦めたらそこで試合終了です。
やろうと思って挑戦し続けるのは失敗ではありません。ただし、この考えが甘えとなって手を抜いてしまわぬように、ダブルバインドをしておくといいです。
ダブルバインドでどっちに転んでもお得!?
ダイエットの例になりますが、一度手を抜いてしまったら、捨てようと思って中々捨てられないものなどを捨てる、などと決めておきましょう。大事なのは、どちらに転んでもプラスになりえることです。
いつか着れるようになったら着ようとしている高い服とかが効果的かもしれません。このように日誌をつけていくと便利です。私は4年前から始めて、なんとなく毎日続いています。
1人では難しいなら一緒にどうですか?