心理学者にビクトール・フランクルという方がいます。「夜と霧」という本が有名なのですが、療法としてはロゴ・セラピーで知られています。
このロゴセラピーは、一言で言うと、相談者が自らの人生の中に意味を見出すことを援助することを任務としています。
自分の人生に意味があれば、大抵の人間は強く耐えることができるというものです。ニーチェも「生きる理由を持っている人は、ほとんどどんな事態にも耐えることができます」と語っています。
私たちの人生の意味はなんでしょうか?
きっとそれぞれ違うでしょう。意味が重要なのではなく、意味をもっているかどうか、というのが重要なのです。
私の人生の意味は子どもの笑顔、子どもに誇れるかどうか、死ぬときには墓標に地域に笑顔を届けた人ここに眠る、とか楽しそうに生き切った人ここに眠る、とか、書かれたいです。
と、私の人生の意味はこの「こころと言葉の理念」(私たちが笑うことで子ども達に笑顔を届けよう)と一緒なのですが、そのために行動が変わってきます。
意味と行動
人間は道徳的衝動などは持ち合わせておらず、人間は道徳的に振る舞うことを決断しているだけです。
ざっくり言うと、私は偽善者です。自分の中の良心を裏切らないために、良心的な行動を取っているだけであり、その行動は相手のためではなく、自分の良心によるものであるからです。
意味は全てのものについてきます。そして意味を見つけることができれば、人はきちんとその意味を果たそうとします。
意味が分からないのであれば、きちんと自分なりの意味を探すところから、そして、その意味を自分の中で大事にすること。
途中で変わっても良いかとは思いますが、よく考えて意味を決めてみて下さい。
どんな状況でも意味の探求は最優先で重要なことですよ。