色々な心理学がありますが、結果が絶対か?
というと、そうでもないものも多いです。
よく対象相手との信頼を築く方法として、ミラーリングという手法を聞きます。簡単に言うと後真似です。相手がお茶を飲んだら飲むし、足を組んだら組むし、みたいな感じです。
・・・果たしてそれで信頼関係は築けるのでしょうか?
私は無理ですね。何マネしとるん!
みたいに気分を害する結果になりそうです。
・・・でもよく聞くし、浸透もしていると思います。では、なぜ確実ではないものが浸透しているんでしょうか。
数学であれば答えは絶対ですし、揺るがないんです。1+1はどこの国でも2です。それは不変です。
でも、心理学ってちょっと違う感じもします。こうすれば、こうなるなんてものはないんじゃないかな、と。
その人の背景や環境、人としての今の在り方、そのすべてが絡まって、○○をするとこうなる可能性が高い、というくらいでいいのではないか、と。
いやでしょ?
お前のこと全部わかってんだよ(-ω-)/
みたいに言われるの。
ここでいう心理学は言うなれば仮説思考です。
基準としてはきちんと持っておかないと、行動の理由を、その基準を知っておかないと困るよという学問ともとることができます。
ちょっと掘り下げる
さらに別の解釈でいくと、原因と結果が逆になる可能性もあると思います。
先ほどのミラーリングでいくと、すでに信頼関係がとれている間柄は行動は似てきます。として捉えることもできます。
別の視点を持つと行動を真似すると、その人がどのように思考するか、が分かるから、その人と近い感性をもつことにつながり、信頼関係をもつことにつながる、とか。話題や完成が合うとなんか嬉しいみたいな感じです。
まだまだいくと、行動を真似るのではなく、相手の呼吸、瞬きのタイミングなどを真似る、とか。
何を真似するか、で結果が変わるとか。
不自然に真似るのではなく、自然にやることに意味があり、お茶を飲んだら、コップに触れるとか、足を組んだら手を組むとか、も考えられます。でも、これはペースを合わせるペーシングみたいなものになりますけど。
いずれにしても、心理学を学ぶことは始まりであり、終わりではないということ。
○○をやると○○になる、といった数学的なものではなく、ある種公式として、それを実生活で活かせるようにならないと「知って」いるとは程遠いということです。
・・・奥が深く、一度ハマるとなかなか抜け出せない魅力があります