ステレオタイプとは・・・
多くの人に浸透している先入観や思い込み、社会的な認識、固定観念、あるいはレッテルや偏見、差別など類型化された観念を指す言葉として使われています。
今日はそのお話しから最近研究している遺伝子は変わる(エピジェネティクス)というお話しです。
男女差は思い込み?
男性は数学に強く、女性はそうではない、といったものがステレオタイプとしてあります。これはある種実験データもあります。
ざっくりですが、カルビ族(男性優位文化)とカシ族(女性優位文化)という2つのグループでそれぞれ数学やらの実験をさせてみて、男女差が出るかどうかの違いを確認するという内容です。
結果は男性優位文化の方は男性が優位になり、女性優位文化の方はそれほど男女差がでませんでした。
この結果から能力値に差はないという考察やステレオタイプの影響がある、という結論付けているものもありますが、実際にはその後、数学力は環境要因では20%しか影響を受けず、80%は遺伝的要因であるというデータもあります。
結局遺伝?
さらに、時代は進みエピジェネティクスという考え方も出てきて、遺伝子は書き換えられるという研究もされています。
ここ数十年くらいでこのように議論が動いていますが、個人的には遺伝子すらも書き換わっている時代であると考える方が、希望がもてる気がします。
あなたは遺伝的にこうだから、これは頑張ったってできないの。と言われるよりは、この分野を研究し尽くして、遺伝子は構造であり、その構造のために、この機能となっている。では構造を変えるために、、、などのアプローチです。
その方がなんでもできるし、なんにでもなれるってことです。・・・面白くないですか?
本日はざっくりですが、こんな感じで、先入観は行動にも影響を与えるが、遺伝子的なものもある、しかし、究極的には遺伝子すらも書き換えて私たちは生活をしている、というお話しでした。