誤解です!
心理を取り扱う職業をしていると嘘つき、本音を見せない、全てを見通しているから警戒しなきゃ、みたいなことを言われます。
心理学学んでる人が全員傷つかない訳ではないだろうよ(選択理論なら傷つく選択肢を選ぶになるけど)・・・ということで、本日は心理学の誤解を解いておこうと思います。
私もイメージ的には当初、カッコいいとかプロファイリングなんてすげーな、ってところから入っているので、このような評価も納得ですが、いざ自分が学び始めると、結構地味です。もちろんイメージのような分野もありますが、それだけに偏るとそれこそ心理家が偏見をもつことになりますのであまり公正な判断ができなくなります。
ですので、抽象的な概念として心理学を歴史から見たり、研究方法、調査の仕方、統計の仕方などをしっかりと理解する必要があります。とすると地味です。
ちなみに、警察官が全員刑事みたいなイメージだとしたら大間違いですよ、という話です(私は元警察の者なのです)。
心理学って?
さて、心理学を簡単に説明すると人間の心、精神、考え、行動、それらのメカニズムを解明する学問です。そのメカニズムを解明するために、行動心理学や社会心理学、発達心理学などさまざまな分野に枝分かれしているのです。
脳と社会の間に存在する学問といっても良いです。行動、意識、脳の分野が大きなところでしょう。それと、特定の人の心や行動を理解するのではなく、多くの人の普遍的・一般的な事実を明らかにするような学問です。
ここが誤解です!
なので、この一般的な知見があなたに全くあてはまらないということはないですが、あなたのことにぴったりと当てはまるというのもないでしょう。
この心理学を学ぶことで、あなた自身の理解は深まることは間違いないですが、全てではない、という感覚で学んでいければよい感じです。
・・・どうですか?・・・なんとなく分かりますか?
心理学は確かに社会に役立つ学問ですが、そのイメージが先行し、何でも解決できるという感じで取られています。どんな知識であっても、使う環境や人によってはある程度変えて役立てないといけません。
便利なツールを役立てるのも、役立てず、使えないと判断するのも私たち自身です。
・・・つまり、人がお酒を飲んでいる時に心理で当ててみてよ、というのはちょっと遠慮してよって話ですね(笑)。
一応そんなときのための心理テストは用意していますけど、実は今後のお話しやらビジョン、やりたいこと、成したいことを話すのが好きだったりします。
心理学、完璧ではないけれども、確実に役に立ちますよ。一緒に使っていきましょう!