「僕は飛べる!僕は飛べる!!」
・・・やばい奴です。
子供が両手をバタバタさせながら、
リビングに座ったまま大きな声で叫び出しました・・・。
一体どこで教育を間違えたのか・・・
心理学者のジョンワトソンは言った。
「健康な1ダースの乳児と、育てる事のできる適切な環境さえ整えば、
才能、好み、適正、先祖、民族など遺伝的といわれるものとは関係なしに、
医者、芸術家から、どろぼう、乞食まで様々な人間に育て上げることができる」
と。
そう。
ウチの子はワトソン程過激ではないが、
発達心理学や教育心理学をベースに思いやりのある子に育てていたつもり。
まさか、いきなり
「僕は飛べる!僕は飛べる!!」
なんて言うなんて。。
というショッキングな事件?が我が家でありました。
…よくよく話を聞くと
アニメのアンパンマンにカバオ君というキャラクターが登場するのですが、
どうやら保育園で見たアンパンマンの中でカバオ君が
「僕は飛べる!僕は飛べる!!」
というシーンがあったようでその真似をしていたようです。
良かった~。
え?
・・えっ?
みたいな感じになってしまいました。
まー、さすがのワトソンも人間が手をバタバタさせて飛べるように
進化はさせられないと思います。
ここまでくると「成長」ではなく「進化」ですよね!
さて、私は子供には「君は何にでもなれる。但し、君がそれをするのが大好きで、
その才能が有り、そして、その手段さえ間違わなければ」というスタンスで接しています。
賛否あるところと思うのですが、
私のビジネスコーチも「才能」については以下のように言っています。
歴代最高の指導者と言われる人たち(キリスト、カエサル、ナポレオンなど)が
神様の前でこの中で一番優秀な指導者は誰かと問いかけます。
すると、神様は、その場にいた誰にも目もくれず、農民の一人を指さします。
そして、こう続けるのです。
「彼は優秀な指導者であり、彼に統治させれば世界は平和になる。
しかし、彼は政治が好きではなく、農業が好きなのだ」と。
結局、才能とはおまけみたいなもの。
強みと弱みとはまた別の話。
才能があっても失敗する人はたくさんいますし、
才能が無くても成功する人もたくさんいます。
才能があって好きなことがベストですけど、彼には好きなことを
好きなだけやって欲しいです。
たとえ、それが自分の本当の才能とは違ったとしても。
・・・進化以外で(笑)
P.S.
やりたいことと得意なことは違います。
また、到着地点(人生目標)が明確でなければ、いくら到達する手段(お金や時間)が
たくさんあっても、望む人生は送れません。
ゴールや目標、目的を明確に。
そして、それから何を得たいのかも。