本日は子供の付き合いでゲームセンターへやってきました。
私は大学時代に旅行でUFOキャッチャーにたくさんお金を取られてから
あまり行かなくなっていましたが、久しぶりに来ると進化していました。
カードゲームを中心にセーブ機能があるゲームが増えて、
リピーターが楽しめるような工夫がされていました。
ゲームセンターに通えば通うほど成長するシステムです。
ウチの子も例外ではなく、リピーターに近付きつつあります。
しかし、この日は突如UFOキャッチャーが彼を誘惑し始めました。
ターゲットは小さなピカチュウのキーホルダーです。
そして、彼は私に要求をしました。
「このピカチュウが欲しい」と。
…以下、私の内なる自分との対話
「…現在の私は10数年前と違い、学生ではなく、心理カウンセラー。
人の心理に長けている者。
当時は無我夢中で100円玉を100枚以上つぎ込み
ぬいぐるみを獲得していたな。
もう惑わされないぞ。
そもそも、その人の心理は「サンクコスト効果」だろう。
フフ…理論さえ分かっていれば、、
この機械に必要以上にお金を取られることはない!」
以上、対話終了…。
「じゃ一回だけね。」
「あー、惜しい!」
「もう一回だけしよっか。」
…
「あと、一回くらいかな。」
「最後だ!」
というやり取りが5回。
取れませんでした。。
止めれた分、少しは成長していたのかもしれません。。
代わりにガチャガチャをして帰りました。
さてと、「サンクコスト効果」の怖さが分かりましたね?
端的にいうと「サンクコスト効果」とは、
「今までの投資をもったいなく感じて、後に引けなくなる心理効果」です。
このケースで言うと、100円を入れると、キーホルダーが後1回の投資で
取れそうな気がします。
そこで止めると、その100円は無駄になります。
2回目でも同じ。そこで止めると今度は200円が無駄になります。
それが、積み重なり、どんどんお金を入れてしまう心理です。
あなたも止めたい行動があるのに、それを止めると今までの時間や労力が
無駄になるという理由だけで、なんとなく続けている行動はないですか?
それはきっと「サンクコスト効果」です。
早めに止めないと、私のように現状よりも大きな損失を抱えることもあります。
一度自分の行動をこの心理と共に見直してみてはどうですか?
問題行動と思われる行動を自分で止められなければ、
心理カウンセリングが役に立つ場合もあります。
その際は、ご連絡下さい。