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ティール組織ってご存知ですか?結構分厚めの本で内容もなかなか読み応えがあるのですが、今回はその陰に隠れているというか、元となった理論というか、似たようなという本というか、(くどいw)インテグラル理論についてちょっとお話ししますね。
インテグラル理論
私なりに割愛して、かなり内容が分かりやすくなっている反面、正確ではないかもしれませんが、その辺に意見がある人は後日話しましょう(笑)。
さて、このインテグラル理論の一部に行動変容については4つのステージがあるということで進んでいきます。4つとは
1.「達成」
2.「不協和」
3.「洞察」
4.「解放」
の4つです。
まず「達成」・・・これはそのまま。ある段階における基本的な課題を達成することです。完璧に、という必要はなく、必要な程度の達成でOKです。課題を終えていないとそこで立ち止まることになるので「達成」することが必要となります。
十分に満足する、というレベルですね。自転車で言うと立ち漕ぎではなく、「乗れる」というレベルでOKですね。
次に「不協和」・・・変容が起こるためには何らかの不協和が必要となります。安心、満足のレベルでは行動変容はおきません。葛藤に満ちた深い不協和が必要なのです。
ダイエット市場とかみると分かるんじゃないですかね、痩せたい、でも痩せられない。そんな葛藤が行動変容を生むのです。
そして、次に「洞察」・・・現在の段階に対して死ぬことが必要と言っています。・・・え?みたいな感じですが、現時点での死が必要です。この状況では、必ずなにかしらの洞察が現れるようになると言っています。「自分が本当に望んでいるものは?」「世界とは本当はどういうものか?」などといった洞察を得ます。このレベルでは行動変容のプロセスは進みやすくなります。
自己啓発で内面を見直そう!みたいな言葉が多いのはこのステージの方を対象としています。しかし、危険なのは見直そう!で終わり次のステージに行かないことです。
最後のステージは「(自己)解放」・・・1から3のステージをうまくいっていくと次の意識段階、さらに深く、広く、包容力のある意識段階に到達します。不協和のステージを飛ばしても、洞察が浅くてもこのステージには達成しません。
理論的には何となく分かるのではないでしょうか。ではこの各ステージを組織に当て嵌めたときにどうするのか、というのはそれぞれ変わってきますし、自分に当て嵌めた時を見ても変わってきます。
自分が、あるいは組織が、どのステージを達成しているのか、そして、不協和はどこか、さらに洞察はできているか、最終的に開放をして、段階を超えていく。
この流れを覚えておきましょう。そうするとどこに時間をかけるのか、など見えてきますよ。要望があれば、YouTubeか何かで上げますのでコメントくださいね!