習慣デザイナーとして現在は人の習慣を見直していますが、前の肩書は心理カウンセラーだったんです。コーチングも経験ありますし、いろいろさせて頂きまして本当にありがたい限りです。それより前はコールセンターに勤務してたり、警察をしていたりと、肩書は変わっています。そのどれもに共通することを見つけると人って強くなると思いますよ。
職業ではなく人生としての手段
例えば、バイトを転々としている方もいると思いますが、1つのことが長続きしない、として捉えるのではなく、様々な手段としてバイトがあって、それを通して、ある1つのスキルを磨いているとか捉えると、急に飽きやすい人から、勉強熱心な人となります。
その他にも、バイトを辞めることに関して、波風立てずに辞める方法を知っている人、とかであれば、なかなかバイトを辞められない人にとっては先生みたいな位置付けに格上げとなります。
一方では経営者からみると、ちょっと嫌なんでしょうけどね。しかし、本来、私たちは経営者のために生きているのではなく、自分のために生きているのでそれも経験です。本日はこのように言葉の使い方を変えるだけで、感じ方が変わる、ということを習慣に活用できないか、と考え書いたものです。
習慣はありきたり、でも・・・
一口に「習慣」と表現すると、ビジネス的には敬遠されます。習慣が大事、習慣こそが理想への近道だ、と表現したところで、おそらく、ヒットはしないと思います。それよりも、「積み重ねの法則」「今日できることが明日できない」などタイトルを変えるだけで急に興味を引くような感じになってくると思います。
私たちは私たちの世界を「言葉」によって作り出しています。訳の分からない言葉では訳の分からない結果しかうみません。
習慣形成において、まず、目標を決め、計画を立てる段階で、言葉の意味を考えてみましょう。例えば、「ー5キロを目指すダイエット」、そして習慣は毎日、朝、水を飲むこと、ウォーキングをすることとしましょう。ありきたりですね。これらの言葉を変えると「-5キロでジーンズを履きこなす」習慣は、魔法の水を飲むこと(実際にはただの水)、全身に血を巡らせる魔法の動作をすること(実際にはただのウォーキング)、とすると面白そうな感じはしませんか。
プラシーボ効果とは
言葉を使うという事は自分のやる気にも影響してきます。この例でいくとプラシーボ効果も発揮されると思います。プラシーボ効果とはご存知の方も多いと思いますが、本来は何の効果もないものでも私たちがそう(効果がある)思って飲む(あるいはやる)と思っている効果が出るというもの。
医療用語ではあるので、本来は風邪などを治すときの偽薬で本来の効果があることを指しますが、言葉を上手に使うこともこのようなことだとは思います。
言葉で作るプラシーボ
同じことなのに私たちにとっては「想い」も重要なようです。恐らく習慣作りにもそうです。小難しくなりますが、「どうせできる訳ない」と思った瞬間に「できなくなること」が正しくなり、できなくなります。
ちなみに私は基本ネガティブなのでできない理由を探すのが得意です。だから、ネガティブを逆手にとって「できない理由」を片っ端から挙げて、つぶしていきます。「お金が無い」→「本当にいる」→「代替は?最悪、借りれば済む」のようなものです。
この思考であれば、ほぼできないとおかしい所まで行きますので、「できない理由」をつぶしていってもいいと思います。もちろん、人それぞれ必ず「合ったやり方」がありますので、案の1つとして。
今日は言葉を変えて想いを刺激し、習慣作りも楽しくしよう!という流れでした。